6年生の社会では、文明開化を扱いながら、ペリーの来航について学習していました。鎖国をしていた日本にとってペリーの来航はどんな意味があったのか。予備知識として多くの子たちは、ペリーのおかげで日本が外国と交流ができるようになったととらえ、「ペリーは良い人だ」という認識だったようです。しかしながら、NHK for school のビデオを見ながら、中国へ行くための水や食料の補給基地にするためといった、アメリカ都合の来航であったことがわかってきたのです。子どもたちは「ペリーってひどい人や」「半分強制的やな」などとペリーへの評価が変わりました。さらには、日本にとって不平等な条約を結んでいくという事実を知ると、幕府としてどのようなことを考えていたのかに興味を持つ子たちがたくさん出てきました。このようにして、時代の流れを考えながら見方・考え方を働かせる授業になっています。