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2025/06/24

「みんなが楽しい!八日市北小学校」通信  6月24日

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「学んだことを生かす力~データの活用~」

この日は、教員の研究会が本校であり、多くの先生方が来校されました。5時間目に専科指導の先生の授業を参観し、その後で研究会が行われました。本校には、専科指導といって、担任ではなく一人の先生が算数の高学年の授業を一手に引き受けています。これは、中学校のように教科の専門性を活かした指導をすることや、担任の先生方の負担を軽減することを目的に、R4年度から行っているものです。専科指導の先生は、特にICT分野で長けておられ、授業におけるタブレット端末活用を推進してくれていますし、本校の校内研究の推進役でもあります。

さて、今日の算数のテーマは「データの活用」で11時間程度かけて次のような学習をします。

・集めるデータを考える。例・・「借りた本の冊数?朝食の有無?等」

・どのように集めるのか?例・・「アンケート?一人ずつ聞いていく?等」

・集めたデータをどのようにまとめるのか?例・・「円グラフ?柱状グラフ?等」

・データの結果からどのようなことが分かったのか?

・発表・・私(校長)に発表をしてくれます。とても楽しみにしています。

と大人顔負けの内容です。実は、私が子どもたちに「もっと6年生のことを知りたい」と言ったことから、先生が上手に算数のこの単元につなげてくださいました。

子どもたちは、「睡眠時間や運動時間、入浴時間、メディア時間等」を調査し、データを集めました。そのデータをもとに、平均値や最頻値、中央値、最大値、最小値を学び、数値を求めます。一昔前ならこれで終わりです。私なら、データを集めて棒グラフ等にして、「例えば〇組の睡眠時間は、〇時から〇時が多いことがわかりました。」とまとめて終わっていたかと思います。しかし、現在の6年生の算数では集めたデータから考察し、自分の生活と結び付けて考えることを目指します。

この日は、「このデータからどんなことがわかるのか?」という課題で、データについて考察する学習でした。先生の授業では、まず自分で考えてプリントにその考えを書きます。その後、そのプリントをタブレットのカメラで撮影し、それを先生に送信することで、全員分のプリントが一覧表示され、だれでも閲覧できるようになります。なかなか自分で考えられない時は、友だちのプリントを参考にしながら考えられますし、自分の答えを出している場合は、自分と友だちの考えを比較したりできます。

ICTをうまく活用され、それぞれの必要に応じた学び「個別最適な学び」やいろいろな考えを交流しながらの学び「協働的な学び」が今までより簡単に効率的にされている授業でした。

何よりも子どもたちの姿を見ていると、今までの学習の積み重ねを感じました。子どもたちは、集めたデータから試行錯誤しながら、自分の考えをもちます。例えば「私のお風呂時間は、平均値よりも少ないからクラスの中では短い方だ。でも最頻値と近いから同じような友達もいる。」等です。最頻値や中央値、平均値等の代表値の意味や集めたデータを生活と結び付けて考えていて、感心しました。

このような学習を積むことは、データの活用の仕方がわかるだけでなく、自分の生活と結びつけて考え、本校が目指す「学びを生かす」ことにつながっていくことを感じました。私もいろいろな見方でデータの活用をしたいと思いました。今日は、専科指導の先生の授業から学ばせていただきました。ありがとうございました。

 

 

 

 


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