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2024/05/09

「初めての絵の具 ~1年図画工作~ 」

Tweet ThisSend to Facebook | by 校長

5月に入っても、1年生はまだまだ「初めて」のことがたくさんあります。昨日は、初めて「絵の具セット」の使い方を学習しました。子どもたちは、今までにクレヨン(クレパス)やサインペン、絵の具や色鉛筆等のいろんな画材や、「描く」「塗る」「写す(スタンプ)」などの技法もたくさん経験してきています。でも今日はちょっと違って、「自分の絵の具セット」のいろんな「画材」や「道具」の使い方と、それらの管理の仕方も一から学びます。

担任の先生は、いろんなことを子どもたちに説明しないといけないのですが、まだまだ語彙の少ない1年生ですから、意味の通じる言葉は数が知れています。言葉だけで説明するのは到底無理があります。ここが1年生の先生の苦労のしどころであり、また同時に腕の見せどころでもあります。


担任のT先生は、大型モニターに映す写真(映像)と、子どもたちが感覚的にわかる「たとえ」で勝負します。「絵の具を小指の爪ぐらいの大きさに出してみよう。」「OKサインの手の輪っかくらいの大きさに広げて…。」といった具合に、身体の一部を使った言い方で、大きさのイメージを伝えます。子どもたちは自分で指でOKマークを作って、大きさを確かめます。


T先生のわかりやすい説明を聞きながら子どもたちは一生懸命「初めての挑戦」を続けます。

パレットの使い方、筆洗いバケツの使い方、覚えることがたくさんあります。でも最初が大事!1年生で道具の使い方をきちんと身につければ、その後はずっと上手に絵の具セットを使いこなせます。

筆洗いバケツの使い方は、少しずつ慣れてうまくなっていくのですが、今日の学習で子どもたちの心に刺さった言葉がありました。それは「命(いのち)の水」です。

最近の筆洗いバケツは、4層(槽)構造になっていて、バケツを①~④に仕切ってあります。
 まず①で筆を「洗い」ます。そこそこきれいになったら、②で筆を「すすぎ」ます。さらに、③で仕上げの「すすぎ」をします。

最後の「命の水」は決して汚してはいけません。絵の具を溶くための大切な水です。大切だから「命の水」なのです。なるほど!いいネーミングを考えたもんです。



子どもたちは、パレットに空いた「謎の穴」の使い方も分かって、さっそく画用紙に「いろんな動物の足跡」を描き始めました。水彩絵の具のよさである「透明感」のある色の美しさを十分味わってほしいと思います。どうしても子どもたちは色を混ぜたがりますが、3色以上混ぜても「汚れた色」になっていくだけなので、混ぜるのは2~3色。しかも中途半端に混ぜて使う方が、きれいで楽しい表現になります。それから、よほどのことがない限り「黒」は使わない方がいいです。「黒」はあまりに強すぎるので、ほかの色をすべてつぶしちゃいます。黒いものを描く時でも、黒じゃない色で彩色する方が温かな絵に仕上がります。

まあいずれにしろ、1年生のうちはいろいろ「挑戦」してみて、「絵の具の不思議」をいっぱい体感してほしいと思います。


14:03

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