「一人一鉢~きれいに咲くといいなあ~」
本校では、栽培活動を通して、植物の世話の仕方、成長や変化の様子について理解を深めるために一人一鉢栽培を続けています。また、この栽培活動を通して、環境についても関心をもってほしいなあと思っています。11月初めに3・4・5年生がパンジーを植えてくれました。なぜ、6年生はしないのかというと、このパンジーを卒業式に使うからです。
子どもたちは、人差し指と中指で苗をやさしく挟んで、そのままポットごとひっくり返し、土の部分を崩さないようにゆっくりポットを引き上げます。苗をポットから抜いたら、虫がいないか確認し、根鉢(根とまわりの土)をくずさないように植えつけるという作業を丁寧に行いました。最後は、植木鉢を持ち、軽く地面にトントンと打ち付け、土をなじませたら水をしっかりやって終わりです。大好きな6年生の卒業式に使うお花ですから、真剣です。気持ちをこめて優しく丁寧に作業し、植えていた姿が印象的でした。
終わった後の子どもたちに聞いてみると、「きれいに咲くといいなあ。楽しみやなあ。」という言葉がかえってきました。玄関のパンジーが子どもたちと重なり、愛おしく感じています。

