「キャリア学習~夢訪問~」 保育士
6年生の総合でキャリア学習が始まりました。八日市北小学校で大切にしてきた学習の1つです。これは、地域で働いている方からお話を聞かせていただき、地域社会を支える様々な職業や機関について理解し自分が将来就きたい職業やなりたい自分像について考えるとともに将来に向けて夢や希望をもつことができるようにするためのものです。
6回目は、建部幼稚園の園長先生にお越しいただきました。はじめに保育の仕事の説明をするために「ぐるんぱのようちえん」を読んでくださいました。子どもたちの何人かの出身園でもあり、絵本の読み語りをうれしそうに聞いていた姿が印象的です。子どもたちにとってびっくりしたのが「保育の仕事は、子どもたちにはじめから全てを教えるのではなく、子どもたち自身が考えて活動できるように環境を整えることなんです。」というお話のようです。子どもたちに聞いてみると、幼稚園の先生は小さい子に全部教えてあげる仕事だと思っていたようです。確かに教えることもあるでしょうが、先生たちが、子どもたち自身が考えながら活動できるように環境を整え準備し、子どもたちの活動を見守ることを大切にされていることに改めて気づいたようでした。
最後は、今までのいろいろなご経験(失敗エピソード)を入れながら、そのご経験(失敗)をいかして保育のお仕事を楽しみながらされている園長先生から「失敗しても大丈夫だよ。私はそのたびに多くの人に支えてきてもらいました。だから、周りの人との出会いを大切にしてくださいね。」というお言葉をいただきました。子どもたちの感想には「失敗をおそれず挑戦してみようと思った。」と書かれており、大きなパワーをいただいた学習になりました。
