「緊張したあ!でもがんばった!~5年生研究授業~」
 
東近江市の「三方よし学力向上プラン」の研究指定を受けて、本校を代表して5年生のM先生がたくさんの先生方の前で理科「流れる水のはたらき」の授業を公開してくれました。参観するのは、市内小学校の研究主任の先生や教育委員会の先生たち、そして講師には滋賀県教育委員会からお越しいただきました。大きな研究授業なので、いつもの教室では参観者が入りきりないので、体育館の軽運動室を教室にして、授業を行いました。
授業を提案するM先生、大勢の大人に囲まれて授業を受ける子どもたちは、いつもとは違う環境の中での授業なので緊張します。「たくさんの人が見に来られるけど、いつものようにやったら大丈夫。いつもどおり頑張ってな。」などと子どもたちに朝から声をかけ、5時間目の授業を迎えました。
M先生や子どもたちは、いつも一生懸命頑張っていますから、緊張のせいでその頑張りが伝わらないと残念だなあと心配していましたが、心配無用でした。子どもたちはとても集中していて、自分ひとりで考えたり、友だちと意見を交流し合ったりしながら学習を進めていきました。
今回、M先生が提案したかったのは、子どもたちが夢中になって学習するために、学級会で培った話し合う力を生かした交流する授業スタイルと、自分ひとりで課題に向かう「個別最適な学習」と、友だちと交流し考えを比較したり深めたりする「協働的な学習」をしながら、学びを深めていくという授業スタイルです。授業中、子どもたちが夢中になって学習していた姿が印象的です。いつも前向きで子どもたちの力を信じて、学習をすすめてくださるM先生の授業づくりへの努力の姿勢にはいつも感心させられます。
公開授業の後は、参観者が集まってこの日の授業について研究協議を行いました。授業について、その成果と課題をみんなで追究していきます。子どもたちが知らない風景でしょう。「よりよい授業づくり」のための勉強です。熱心に論議する北小の先生たちの研究会の風景は、私(校長)の自慢の一つです。先生と5年生の子どもたち、本当にお疲れさまでした。




