「人権週間~自分も大事 友達も大事~」
11月25日から12月5日までは八日市北小学校の人権週間です。今年は「自分も大事、友達も大事」を合言葉に全校で人権について考えます。教室前には、人権メッセージや作文、ポスターなどが掲示してあります。また、玄関前にはありがとうメッセージが掲示しています。これをみるたびに私(校長)はあたたかい気持ちをもらっています。
この人権週間には、みんなが人権について考えるために、先生たちが自分のクラス以外の学級に行って、人権に関する本を読んでくださっています。何の本を読むといいのかなあと難しいところですが、ありがたいことに人権担当の先生たちが公立図書館に行って人権に関する本をたくさん借りてきてくださいました。友だちに関する本、自分について考える本など・・テーマはいろいろです。発達段階も違いますので様々な本をたくさん借りてきてくださいました。読んだ本が重ならないように気を付けながら先生たちが5時間目の前に人権に関する本を読んでくださっています。
また、この期間は学級前の掲示板には人権標語や人権作文、人権ポスターを掲示してくださっています。掲示されている作文を読んでいると「ありがとうって伝えてもらうとうれしいし、私も伝えるとあたたかい気持ちになります。」と書いていました。本当だなあと思いました。言われた時だけでなく言った時にもあたたかい気持ちになるとすれば、「ありがとう」という言葉を使えば使うほど学校中があたたかい気持ちでいっぱいになるでしょう。そう考えると一年を通してやっている「ありがとうメッセージ」はとても大切なことだなあと改めて感じました。
人権週間に私から子どもたちに次のような話をしました。
「人権」とは、一人ひとりが生まれた時から持っている「自分らしく生きる」権利のこと。権利って少し難しいけれど、みーんな生まれたときから「自分らしく生きて良いですよ」とされているんです。そう考えるとなくてはならないもの、まるで人権って「空気」みたいなものですね。
みんながみんな違うように、全部が同じ人なんて誰もいません。一人ひとりの違いを認め、自分や友だちの良いところを見つけて、それぞれが大切な存在であることを知る、大切な一週間です。
みなさんは世界でたった一人の特別な人です。そして、友だちもまた世界にたった一人の特別な人です。一人一人がとても大事です。みんな違うからいいんです。いろいろな意見が出て楽しいし、違うからけんかになることもあります、でも、そんなときは話し合って相手の気持ちをしっかり聞くこと。それが、相手を大事にすることです。相手の気持ちを大事にして行動すると、自分も友だちもうれしい気持ちになります。それが思いやりです。北小学校が思いやりの気持ちであふれる、さらにすてきな学校にしていきましょう。

