「キャリア学習~夢訪問~」 警察官・カフェ経営
6年生の総合でキャリア学習が始まりました。八日市北小学校で大切にしてきた学習の1つです。これは、地域で働いている方からお話を聞かせていただき、地域社会を支える様々な職業や機関について理解し自分が将来就きたい職業やなりたい自分像について考えるとともに将来に向けて夢や希望をもつことができるようにするためのものです。
1回目は、東近江警察署の警察官にお越しいただきました。交番勤務と警察音楽隊の勤務をされています。警察は、犯罪を取りしまり、事件が起こったら捜査し、犯人を逮捕するだけでなく、事故が起きないように交通ルールを指導したり、災害時には地域のパトロールや被害を防いだりする活動も担ってくださっていることが分かりました。
子どもたちのもっていた警察の仕事は、TV等でみる「犯人をつかまえて逮捕する」「事件の捜査をする」印象があったようですが、私たちと警察をむすぶ「音の架け橋」である「警察音楽隊」という仕事や災害地域で安全警備の仕事をされていることも知り、警察官という仕事について考える機会になりました。お話の中で、自分の頑張りで町の安全を守ることができることが何よりのやりがいだと言われていた言葉が印象的でした。

2回目は、八日市高校の前でカフェ経営をされているかなめカフェからお二人にお越しいただき、お話を聞きました。地域とのつながりや食材を大切にしながら経営されていることがわかりました。実際に地域の苺を例として話してくださいました。店頭で売られている苺Aと規格外の苺Bをそれぞれ凍らせて作ったスムージーAとBを作ってくださり、それを担任のT先生が目隠しをして試飲させていただいたんです。教員の感想は、「どちらか分からないです。どちらも変わりなく、おいしいです!」という感想で、規格外の苺も形をかえて商品にすることで捨てずに使えることを教えていただきました。お話で印象的だったのが、「楽しみながら働くことが大事だよ」、「人の役に立ちたいと思っている」です。
きっと子どもたちは、仕事というものは、単に「お金を稼ぐ手段」だけなのではなく、自分自身のやりがい(充実感)や他者や社会への貢献(有用感)を感じてこそ一生懸命働けるということを、子どもたちは感じてくれたと思います。
「夢訪問」では、これからもいろいろなゲストに来ていただく予定をしています。たくさんのプロの方の話から、子どもたち一人ひとりの中に、「それっていいなあ…。私もそうなりたいなあ…。」というような、憧れや目標が生まれることを願っています。

