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2024/10/02

「心が苦しい一日 ~運動会前日~」

Tweet ThisSend to Facebook | by 校長

3週間前ぐらいから、毎日週間天気予報を気にしながら、「何とか10月の1週目は、いい天気サイクルにはまってほしい。」と切に願ってきましたが、無情にも「明日から雨」、「来週一週間もずっと雨…」という予報に天を恨みたい気持ちになっています。

朝、登校してくる子どもたちからは、「校長先生、明日雨らしいけど、雨が降っても運動会してや。どうせ着替え持っていくから濡れても大丈夫!」とまっすぐなまなざしでお願いされ、「子どもたちのやる気や期待」と「最悪な天気予報」の真逆さに、心がちくちくと痛みだしました。

「ごめんな。校長先生のパワーが足らなくて、明日までお天気をもたせることができんかった…。申し訳ない。」と子どもたちに謝ると、「そんなん、校長先生のせいやないやん。お天気を決めてる空の誰かのせいやわ!」と返してくれる言葉に、心がじーんとするやら、余計に痛くなるやら…。

 

「校長先生、どうしても運動会したいから、てるてる坊主作ってきたんやで。」とランリュックからてるてる坊主を取り出して見せてくれる子どもたちの笑顔を、愛おしく思うのと同時に…「こんな素敵な子どもたちばかりやのに、なんで明日晴れさせてくれないんだ…!」と心の中の憤りが膨れ上がります。

 

運動会前日の今日は、子どもたちの天井知らずの「元気はつらつさ」と、運動会に向けた「やる気と自信」、そして子どもたちの「会心の笑顔」が満ちあふれていました。

昨年度、なかなか運動会の取組に参加できなかった子どもたちも今年度は「自分のがんばりどころ」や「ちょっと楽しみにできるところ」を手に入れられたようで、友だちと一緒に一生懸命練習に取り組んでいる様子が見られ、とてもうれしく思います。もちろん、運動会に「大きな不安」を抱いて、悩み葛藤している子どもたちもいます。そんな不安が少しでも取り除けるよう、学校としての組織的なサポートや、子どもたち同士が支え合える仲間づくりに力を入れて取り組んでいます。

 

最後のリハーサル練習。低学年の子どもたちに「ダンスをやっていて楽しいか?」、「このダンスを家族や上級生に見てほしい?」と尋ねると、みんなが「は~い!」と元気よく自信満々に答えてくれました。「見てほしい!」と思える気持ちこそが、今日までのがんばりの証であり、自分の成長の実感なのだと思います。

 

中学年は、さらに動きに「キレ」が出てきて、フラッグの動きや振る音が「見事にそろう」美しさを表現できるようになりました。高学年に負けない、いやその上をいく「元気な声」「きびきびとした動き」「演技への集中力」、動きが「そろう美しさ」…心から「いやぁ、かっこいい~!」と唸ってしまうほど、演技の質を高めました。中学年の演技を見て高学年は、そのプライドに火をつけられることになるでしょう。

 

演技の仕上がりの遅れを心配した高学年ですが、さすが高学年。本番までにきちんと仕上げてきました。子どもたちの表情も「凛」としたものに変わってきて、下級生の「あこがれ」となる、見ごたえのある組体操を披露してくれることになるでしょう。

昼休みも自主的にリレーの練習をしたり、組体操の練習をしたりする子どもたちの姿が見られました。そんな子どもたちの表情からは、「明日は雨が降って、運動会ができないし…。」というような「あきらめ感」や「がっかり感」は微塵も感じられませんでした。明日のお天気に関係なく、子どもたちのボルテージは最高潮に達している…そんな子どもたちの思いの強さがまた一段と私(校長)の心を苦しめます…「なんとしても運動会をしっかりやってやりたい…」。

最悪な天気予報に心を折られそうになりながらも、奇跡的な「予報外れ」を期待する自分がいます。当日朝の実施判断になり、保護者の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。


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