「校長先生、ちょっと聞いてほしいことがあります。」
先日、1人の女の子が私に
「校長先生、ちょっと聞いてほしいことがあるんですけど昼休みに校長室に行ってもいいですか?」
と言ってくれたので話を聞いてみることにしました。
私は、「何か気になることがあったのかなあ・・・。」とか「困っていることがあるのかなあ・・・。」とか「嫌なことがあるのかなあ・・。」とか私(校長)に話があるのだからよほどのことだと感じ、ずっと気にしていました。
そして、昼休みになると‥ちょっと緊張しながら
「失礼します。」と入ってきてくれてこんな話をしてくれました。
「校長先生、今、風邪とかインフルエンザとかでたくさん休んでいる人がいますよね。ペース走大会の試走がなくなったんですけど、もうちょっとしたらあるペース走大会のことなんです。ペース走大会にめっちゃ頑張っている人もいるのであまり休みの人がいない日、みんなが来ている日にしてほしいです。」
正直、とてもびっくりして思わず、こう言ってしまいました。
「校長先生は、正直に言うと、このまま・・ペース走大会がなくなったらいいのに・・・。なんて思ってしまうかもしれないけど、そう思わないの?」
「うん、そりゃあ私も思う。でも、ペース走大会に命かけてる!人もいるから、その人のことを考えるとやってあげてほしいし、そういう人が他にもいるから、休みの人が少ない日にやってほしいと思ったから言いに来ました。」
とってもとってもうれしかったです。話を聞いている中でこんなことも言ってくれました。
「友達によって頑張っていることがちがうから、ペース走を頑張っている子はペース走を頑張ってほしい。」
小学校でインフルエンザや風邪症状等で体調がすぐれない子どもたちが急に増えたので、中休みの
ランニングをやめたり、試走を延期にしたりしていました。今の状況からずっと気になっていたか
ら話をしに来てくれたようです。あとで、担任のK先生に聞くと、「校長先生に話をするの緊張す
る。どうしよう。」と言いながら話す練習もしてくれていたようです。
「今日は、緊張したやろうけどよく来てくれたね。Yちゃんの思いが校長先生はとってもうれしかったです。恥ずかしいけど校長先生なら、なくなったらいいのになあ・・と思ってしまいます。でも、友達がペース走大会にむけて頑張っているから、「みんながでられる日にしてほしい」と言ってくれたことうれしかったです。Yちゃんのように友達の頑張りを応援できるってすごいと思います。こんなYちゃんみたいな6年生がいてくれるから、八日市北小学校はやさしい気持ちがいっぱいあるんだね。このことうれしかったから、先生たちにも伝えて、みんなで考えるね。今日はありがとうね。」
気持ちがほっこりとすると共に自分自身を見つめなおす日になりました。
このYちゃんの思いがかなえられるように休みが減り、全校でペース走大会が迎えられるように願
っています。
11月25日からは八日市北小学校の人権週間です。人権週間で大切にしたい「互いの
よさやがんばりを見つけ、認める」こともYちゃんから改めて教えてもらいました。
