「防災教育」
4年生の防災教育がありました。東近江市の防災危機管理課から市職員の方に依頼して、授業をしていただきました。子どもたちは社会科で学習した内容ですが、実際に東近江市に起こった災害の映像を見たり話を聞いたりして、災害は他人ごとではなく身近にも起こるかもしれないと感じることができました。授業では、映像を見ながら災害の範囲や自分の身を守る方法や防災グッズ、そして「ぼうさいマップ」について紹介していただき、災害が起こった時の3つの行動も教えていただきました。「自助」「公助」「共助」です。
「自助」は、自分のことや家族は自分で守ることです。子どもたちからは、「ぼくの家には、防災グッズ置いてるで。」「水とかは、あまりたりてないかもしれないなあ。」などと自分の身を守ることを意識している様子がうかがえました。
「共助」は、地域のことは地域のみんなで守ることです。市職員の方から、「災害が起こったら八日市北小学校も避難所になることがあるよ。そうなったら、みんなは水道の場所やトイレの場所やどこに何があるか知っているよね。だから、避難された方に教えてあげてね。」というお話がありました。その話を聞くと「そうかあ、教室で寝ることもあるのか。確かに私らが知ってるから教えてあげられるなあ。」と驚き、実際に自分たちが避難することも想像していました。
「公助」は、警察、消防、市役所の活動です。市職員の方から、「東近江市に災害が起こると、市役所に集まって、地域の状況を聞いたり対応策を考えたり避難所を開設したりしているんですよ。」と会議をされている写真を見ながら話を聞いたので、子どもたちは「台風などで外に出るのが大変やのに、こうやって市役所で会議をしてるのは、知らんかったわ。」と公助についても知ることができました。
最後に「じゃあ、みんなは何ができるのかなあ・・・今日からできることは家族と一緒に防災について考えてみることだよ。家にある防災グッズについて話してみたり、避難場所について確認したりとまずは考えてみることがスタートになるよ。」と話してくださいました。
学校では、毎年、数回の避難訓練を行い、その都度、防災についても考えていますが、家庭での防災についてはあまり考えてみる機会はなかったかもしれません。この機会に「自分の家や地域は大丈夫、災害はおきない」と考えるのではなく、「こんな時だったら、自分はどうするか…」といつも頭に置いてほしいと感じました。私自身も「もしも・・・だったら」と考え、全員で「安全な行動」ができることを目指したいと思いました。貴重な学びの場をありがとうございました。

