「実りの秋~5年 脱穀体験~」
5年生が脱穀体験をさせていただきました。この日も圃場を提供いただいた種村 暢夫さんをはじめ、「たんぼのこ事業」の担当課である市農業水産課やJA,農業委員会、地域コーディネーターの奥 伊佐雄さんなどなど、たくさんの方にお世話になりました。
子どもたちは、前の週に刈った稲穂を脱穀機に通しました。足踏みをして脱穀機を動かし稲穂からもみ殻(お米)が落ちていく様子をみて、「お米ってこうしてとれるんやなあ。知らんかった。」「まだ、お米がついてるなあ。もったいなから、とらなあかん。落ちているから拾うわ。」「ぼくは、藁を拾っていくな。」普段、お店で売っている白米を見ている子どもたちは、刈り取った稲穂からとれるもみ殻(お米)を見ながら、お米を食べるまでには大変な作業があることに気づくとともにお米一粒の重みにも気づくことができたようです。
作業を協力しながら分担して行い、藁を束ねていた子どもたちから「この藁でしめ縄作ってみたいなあ。」という話がでていたようです。早速、担任の先生は、地域コーディネーターの奥さんに「しめ縄作りをしたいと言っている子どもたちもいますので、またお願いしたいです。」と次の学習につながっていく話もしてくださっていました。子どもたちの思いを大切にしてくださっていてうれしかったですし、子どもたちはもう次の活動にむかって考えているんだなあと感じました。
作業の終わりに、男の子が私のところに来て、「校長先生、早くお米を食べたいわあ。でもまだやねん。楽しみやわ。」とうれしそうにしゃべってくれました。
こうして体験を通して米作りを実感として学んでくれていることを感じました。お米を調理し食べる時のうれしそうな表情が想像できそうですし、楽しみです。
子どもたちは「たんぼの子」に近づいています。


