「自分の体力について考える」
自分の体力について考える「体力テスト」がありました。体育の時間等にできる50メートル走などは別日にするため、この日は「ソフトボール投げ」や「反復横跳び」、「上体起こし」、そして「立ち幅跳び」について、各学年順番に「体力テスト」を行いました。
それぞれの学年の様子を見ましたが「体力テスト」を行っている子どもたちの態度に感心しました。事前に説明も聞いていたことや毎年行っている「体力テスト」ですので、子どもたちは整列し説明を聞き、友だちの記録をとったり準備したりとやり方をよく理解していました。初めての1年生も先生たちの説明をよく聞き、頑張っていました。記録測定や説明をしてくださった先生たちにはしっかりとお礼まで言えていた姿も見ていて気持ちがよかったです。
体力テスト練習会の成果もあったのか、「ちょっと増えた!」「さっきよりもとんだ!」など喜んでいる様子も見られました。子どもたちにとって自分の体力について考えるよい機会になりました。
さて、本校の昨年度の「体力テスト」の結果は、握力や長座体前屈(柔軟性)、シャトルラン(持久力)、50m走(スピード)、立ち幅跳び(瞬発力)では下降傾向の学年が多かったのですが、上体起こし(筋力)や反復横跳び(敏捷性)は少しずつよい記録がでている学年もありました。ソフトボール投げは、女子の下降傾向が続いています。
この課題は、子どもたちの運動能力の課題ではなく、運動経験や運動習慣の課題かと感じています。年々、子どもたちの遊びや親しんでいる運動は変容し多様化しています。そのため、あまり経験していない運動もあるのかなあと思います。
このような課題から、体育の学習では、多様な運動経験を積めるように授業を工夫していきたいと思います。また、楽しみながら運動を習慣づけていきたいとも考えてます。すでに子どもたち自身が、児童会やたてわり活動の中で「氷鬼(こおりおに)大会」や体力テスト練習会などを計画し、実践してくれています。
今後もいろいろな運動経験と運動の習慣化を意識しながら体力づくりについて考えていきたいと思いました。







