~やわらかい心の子どもを育てましょう~
つい最近テレビを見ていて、とてもドキッとするCMに出会いました。それは公益社団法人ACジャパンのCMでした。多くの人が行き交う横断歩道上で、すれ違いざまに肩がぶつかる瞬間間の互いの気持ちをとらえたものです。あわやというところで、片方の男性がごめんなさいという思いを表現することで、何事もなかったようにおさまり時が進んでいくCMです。同時に相田みつをさんの詩が流れています。
セトモノとセトモノと
ぶつかりっこするとすぐこわれちゃう
どっちかやわらかければだいじょうぶ
やわらかいこころをもちましょう
そういうわたしはいつもセトモノ
学校や家庭でもよく似た場面が見られるのではないでしょうか?集団の中で育つ力はたくさんありますが、集団だからこそたまるストレスも多いのではないかと、日頃の子どもたちの言動を見ていて感じることがあります。時と場合によってセトモノになったりやさしい心になったりすることは自然な営みだと思いますが、ぶつかり合って相手の思いを考えたり、やさしい思いやりの心を感じたりすることで、 心をやわらかくすることの大切さを学んでほしいと思います。
他人を責める前に自分の心を柔らかくする努力や柔軟な考え方ができるように、学校や家庭、地域という集団の中で子どもたちの心を育んでいければと考えています。