今は、どこの企業(工場)でも、社会(地域)貢献活動事業に取り組まれていて、社会のため、未来のため、そして子どもたちのために、その道のプロフェッショナルとしてのいろんな学習プログラムを考え、実践してくださっています。今日、4年生がオンラインで受講した「サントリーによる『水育』」もその一つです。『水育』とは、子どもたちが自然の素晴らしさを感じ、水や、水を育む森の大切さに気づき、未来に水を引きつぐために何ができるかを考える、次世代に向けた学習プログラムです。
4年生は、「水のゆくえ」というテーマで、一年間探求学習を進めています。先日は、びわ湖ホールの「ホールの子コンサート鑑賞」とセットで、矢橋帰帆島にある湖南中部浄化センターの見学に行き、「下水のゆくえ」について学習しています。今日は、「きれいな水はどこから?」という視点で、水を育む森林の働き(しくみ)を学ぶことで、森林保全の大切さや自分たちにできることについて考えました。
「きれいな水をたくさん育むためには、どんな森林が必要で、どうすればそんな森林にできるか…。」これが今日のメイン課題だったと思います。子どもたちはどんな事実(情報)に驚き、どんなことに探求意識を持ってくれたのでしょうか。
総合的な学習の時間は、「〇〇が分かった。」で終わる学習ではなく、知ったことから探求(課題)意識をもち、自ら設定した課題について、調べて、まとめて、発信(表現)する学習です。「やまのこ学習」や「もりのこ学習」も森林のいろんな働き(機能)や大切さ(保全)について考える学習です。それらの学習も含めて、これから先の4年生の総合の学習がどんなふうに展開していくか、とても楽しみです。