今日は、不審者が学校に侵入したという想定の避難訓練と、その後不審者(危険人物)が学校周辺(校区)になお潜伏しているという想定で、保護者への引き渡し訓練を行いました。
不審者対応訓練としては、玄関から不審者が侵入したと想定して、警察への通報、退去を求める対応や教室に近づけない対応について訓練を行いました。
子どもたちは、教室に鍵をかけ、できるだけ出入り口から離れたところで、静かに息をひそめるようにかたまってじっとしている行動をとります。
不審者を校舎から追い出し、校舎内の安全が確認できたところで、二次避難として全児童体育館に避難します。その後、保護者の皆さんに、「引き渡し」の連絡(メール)を配信し、引き渡しへと進めていきます。
引き渡し訓練とは、子どもたちが学校にいる時に地震などの大きな自然災害や事件などが起こった時を想定して行う訓練です。もし、子どもが学校にいるときに自然災害や事件が起こったときは、保護者に学校まで来ていただき、学校側は安全に子どもを保護者に引き渡さなければいけません。
非常変災はいつ、どんな形でやってくるか分かりません。今回は「不審者から子どもを守る」という想定なので、主に自動車で迎えに来ていただきましたが、これが大地震で道路が使えなくなるという事態なら徒歩で迎えに来てもらわなければなりません。
学校としては、今回の引き渡し訓練で、「駐車場の少ない本校で、果たしてスムーズに自動車による引き渡しに対応できるのか。」、「一度にたくさんの保護者が来られた時に、体育館においてスムーズな引き渡しが行えるのか。」…事前に段取りや役割分担をしていても、実際にやってみないとどんな事態になるか分からない…そんなことについてしっかりと検証しておく必要があると考えて実施させていただきました。
ある程度予想していましたが、思っていた以上に道路は渋滞し、運動場での誘導もうまくいきませんでした。学校の対応のまずさにご立腹された方も多かったのではと思っています。大変申し訳ございませんでした。しかし、やってみて初めていろいろな問題点が浮き彫りになったので、これらのことを今後の「引き渡し訓練」等に生かしていきたいと思いますので、どうぞご容赦くださいますようお願いいたします。
保護者の皆様にはお忙しい中、仕事等の都合をつけていただき、引き渡し訓練に参加いただいたこと、深く感謝申しあげます。また、各地区の民生委員児童委員さんにも、徒歩で帰る子どもたちの引率などで大変お世話になりました。本当にありがとうございました。