ここ2,3日、朝一番早く学校に来るのが私(校長)になっていて、警備システムを解除して学校に入るところから一日が始まります。普段は労務員のKさんが、6時半には学校に来て警備を解除し、学校の朝の支度をいろいろとしてくださっているのですが、事情があって連休明けまでお休みされているので、結果として、だれか他の職員が学校に来るまで学校は閉じたまま、眠ったままになっているということです。
日頃は、毎朝学校に出勤すると学校はすでに開いていて、子どもたちを迎えるために昇降口や校門がきちんと開けられていて、職員室にたくさんあるゴミ箱は全部空っぽになっていて、校舎の周りはゴミひとつない状態に整っていて、そして、私(校長)の机には、当たり前のようにその日の新聞が置かれていて…。そんな風景が毎日の「当たり前」だったのですが、Kさんがお休みされるとそのすべてが止まってしまいます。そしてようやく「そのことを誰かがやらないと、学校の一日が始まらない。」と気づかされます。
私(校長)がいつもありがたいと思うのは、本校には私なんかよりもずっと先にそのことに気づく先生たちがいて、人知れず動いてくれることです。教頭先生は、学校中の扉や窓を開けに回ってくれています。もちろん昇降口も玄関も。教務のH先生は職員室のゴミ箱のゴミをすべて集めて、集積所に持っていき、新聞・郵便物等の取入れや配布もしてくれます。出遅れた私は、遅ればせながらゴミ袋をもって校舎周辺のゴミ拾いに出かけます。
そんなことを3人がかりで、毎朝ばたばたとやっているのですが、いつもはこれを朝早くから労務員のKさん一人が全部やっていてくれているんだなと改めて思い知らされるわけです。一人の仕事の大きさ、一人の存在の大きさを実感する今日この頃です。本校の教職員、カウンセラーや通訳の先生たちも全部全部含めて54名。一人ひとりの責任ある仕事と子どもたちへの愛情で387名の子どもたちを見守り支えています。
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