ハロウィンの時期も過ぎ、今日から11月「霜月」に入りました。季節はすっかり秋らしくなり、今学校は図工の作品づくりの時期を迎えています。まさに「芸術の秋」真っ只中という感じです。教室や廊下の掲示板には、子どもたちの図工平面作品が貼られ始めています。
そこで、これから何回かに分けて各学年の子どもたちの作品づくりのポイントを私(校長)なりの解釈で解説していきたいと思います。
今日は、まず1年生の作品を紹介しましょう。
先日のブログでも紹介しましたが、「鼻の孔」から描き始めた運動会の絵です。どうですか、この迫力!運動会での「全力ぶり」が伝わってきます。クレヨン(クレパス)も力強くしっかり塗り込めて、いい作品に仕上がったと思います。
次は同じく1年生の「ふしぎな世界の列車」?みたいなテーマの絵でしょうか。とても色鮮やかに、楽しい世界が描けています。1年生の子どもたちは、園時代にスタンピング(はんこあそび)やローラーを使った色遊びなんかをたくさん経験していいますから、しっかりとその辺のスキルは身につけています。その経験を存分に生かして、さらに列車は「スクラッチ」の技法を使って、黒色でしっかりと列車を描くのと同時に、不思議な世界の色とりどりの美しさを見事に表現できました。とっても楽しみながら絵を仕上げていった子どもたちの思いが伝わってくる秀逸作品です。
次は2年生の作品です。
2年生は、電車で出かけた校外学習の様子を絵で表現しました。あっさりとしたスケッチ的な作品ですが、それらの作品には子どもたちの様々な思いがこもっています。駅見学で見つけた電車やホームの「ひみつ」…例えば「点字ブロック」や「乗降位置のマーク」、「電車のヘッドマーク」などが、印象に残ったのでしょう。そのことをしっかりと伝えようとしています。また、「みんなで電車に乗ったんだ!」という気持ちをたくさんの子どもを描くことで表現しようとしています。子どもたちの「思い出」がいっぱい詰まった図工作品…個人的に私(校長)は大好きです。
最後に、付録として…
いつも季節に合わせた素敵な「書」や掲示物を作ってくださっているH先生。H先生の教室の前には、子どもたちの「これぞ秋!」というような美しい、また美味しそうな作品が飾られています。本当にセンスが良くて見入ってしまいます。次回は中学年の作品を紹介します。