いつものように朝校門で子どもたちを迎えていると、毎日ある場所からとても明るくにぎやかな声が聞こえてきます。低学年の子どもたちが、たくさんおしゃべりをしながら、アサガオや野菜の水やりとお世話をしに行くのです。その風景は、低学年の子どもたちがごった返す「アサガオ小径?」みたいな雰囲気です。またその楽しく活気のある風景は、たくさんの人々(子どもたち)がにぎやかに行き交う北小の「銀座・渋谷通り」の様相を呈しています。
朝から、だるそうな顔で登校するのではなく、元気に「おはようございます!」とあいさつした後、「今日も伸びてるかな?」「実はなっているかな?」とワクワクしながら、友達と一緒に水やりをしに行く子どもたちの活気のある風景は、本当に気持ちのいいものです。
1年生のアサガオは本当によく育っています。最近はお天気も良く、子どもたちも毎日たっぷりと水をあげているので、「アサガオの葉ってこんなに大きかったっけ?」と思うほど、元気に大きく育っています。そろそろ支柱を立てる時期かなという感じです。
2年生のお世話も実に丁寧です。水をあげるだけでなく、雑草をとったり、ミニトマトの脇芽を積んだりしています。生長の早いミニトマトは、もうたくさん実をつけ、赤く色づき始めています。
毎日の少しずつの変化(生長)を楽しみにしながら、時間と手間をかけて育てるという経験が子どもたちの心を豊かにしてくれます。ひとつだけ赤く色づいたミニトマトを収穫したある女の子が、たったひとつのミニトマトを両手で大事そうに持って、何とも言えない幸せそうな顔をしているのがとても愛らしかったです。
この子は、「この最初の1個をどうするのかな・・・。大好きなお母さんやお父さんに報告しながらあげるのかな…。それとも、育て方をいろいろ教えてくれるおばあちゃんやおじいちゃんにプレゼントするのかな…。」などと勝手に想像していました。
これから実をつける2年生の野菜…。ミニトマト、きゅうり、なす、オクラ、枝豆などなど…「初収穫」の時の子どもたちとの会話が今からとても楽しみです。