今、校舎1階の廊下には、大きなハートの花束が6つ掲示されています。これは、ふれあい委員会(人権・福祉を考える委員会)の企画で、「とびきりの『ありがとう』をハートの花びらに書いて伝えよう」というもので、一人2枚の「ありがとう」を集めて、学年ごとに「ありがとうの花束」をつくるというものです。
毎日のちょっとした「ありがとう」を伝える「ありがとうメッセージ」の取組とは少し違って、6/17~6/28の間で、自分が伝えたい一番の「ありがとう」をじっくり考えて、書いて伝えるものです。
老眼の私(校長)にはなかなか辛いのですが、1年生の花束から順番に、一つひとつ見ていくと…、低学年ではやはり「一緒に遊んでくれてありがとう。」や「勉強を教えてくれてありがとう。」、「優しくしてくれてありがとう。」のようなメッセージが多かったです。
学年が上がっていくにつれて、個別ではなく「みんな」宛に「4年2組のみんなへ。けがして足が痛い時に助けてくれてありがとう。」といったものや、「いつも何でも受け入れてくれてありがとう。」、「いつも笑わせてくれて、みんなを笑顔にしてくれてありがとう。」など、だれかが無意識にしていてくれることに対して、幸せな気持ちにさせてもらっていることに感謝する気持ちを伝えているものも出てきます。
高学年になると、「授業中に分からないことを、しっかり質問できることをすごいと思っている。」とか「テストを集める時、いつも向きをそろえてくれてありがとう。」、「放ったらかしになっている、一輪車をそっと片付けてくれてありがとう。」など、人知れずしている親切にきちんと気づいている「ありがとう」が並びます。また、外国籍の子どもたちが「〇〇くん、日本語を教えてくれてありがとう。」や「僕が分からないことを、先生に伝えてくれてありがとう。」と書いていてくれるのを見つけた時は胸が熱くなりました。
今年度の本校教育の中で、特に大切にしたいフレーズ「ありがとう」…。「ありがとう」の花がたっくさん咲き誇る八日市北小学校になりますように…。
そして最後に私(校長)から…、いつも季節感があふれるちょっとした気配り展示をしてくださるH先生やスクールサポートスタッフのSさんに心より感謝します。こんなセンスのいい作品と、気配りの心が子どもたちの感性を磨いてくれます。本当にいつもいつもありがとうございます。