去年の7月頃の話になりますが、5年生の学級通信の中に、
『5人の英雄、ありがとう。』という記事が載っていて…<以下、学級通信から引用>
「7月2日の下校後、堺町や外町方面の通学路に、たばこやお菓子のごみなどが散乱していたということがありました。それを見た5年生の5名の英雄(NSさん、MMさん、NYさん、KMさん、SKさん)は、見て見ぬふりをせず、自分たちにできることを考えました。その中の1人がカバンに袋を入れていることを思い出し、その袋を使って5人で道に散らばったごみを拾ってくれました。その中には、どうしてもそのごみに触れるのが嫌だけど、自分も何かしたい!という思いで、最後にごみを持って帰ってくれた子もいたようです。この話を聞いて、本当にすごい人たちだと思いました。私自身が、これまでの自分の行動を考えさせられた部分もありました。ごみが落ちている状況がよくないと思う人はたくさんいると思いますが、実際に自分たちでできることを探し、行動に移すことができる人は少ないと思います。NSさんは、教室でもごみを拾っていると、一緒に拾ってくれます。今回の5人以外にも、学級には気づいた時に自分ができることをやろうとする人がいます。「友だちから学ぶ」ことができるのも、学校のよさのひとつだと改めて感じました。」
この5人の善行を市の善行少年表彰に推薦していたところ、この度表彰を受ける運びとなりました。(本校は、昨年度のSNさん&SRさんの受賞に続き、2年連続の受賞となりました。)
昨日の昼休みに、教育委員会の福井次長と東近江少年センターの藤村先生が来てくださって、校長室で5人の子どもたちに表彰状を授与してくださいました。
もちろん、道端に落ちているゴミなどにむやみに触れることは、感染症等のリスクもあり、学校としても慎重に指導すべきところですが、今回はこの5人の気持ちと行動力を大いに誉めてあげたいと思います。5人の皆さん、受賞おめでとうございます。


実はでっかい表彰状はこれだけでなくて、去年の夏休みの作品募集「土砂災害に関する絵画コンクール」において、本校4年生のNKさんが、最優秀賞(滋賀県知事賞 県で2点)に次ぐ、優秀賞(滋賀県河港・砂防協会長賞 県で2点)に入賞しました。これまた、なかなかお目にかかれない立派な表彰状です。せっかくなので校長室で特別表彰式を行いました。
担任の先生に、きちんと理由を言わずに、「NKさんに、校長室に来るように伝えてくれる?」と気軽に頼んだだけなので、「えっ?なんで校長室に呼び出されるんやろう…。別に叱られるようなことしてないけど…。」みたいに、とても不安そうな表情で、恐る恐る校長室にやってきたNKさんでしたが、「君はすごい賞を取ったんやで!その表彰をするために来てもらったんやで。」と言うと、ほっとしたようにニコッと笑顔を見せてくれました。NKさんには、不要な「心配」をさせてしまって申し訳なかったです。


それにしても、なかなか獲れない大きな賞を見事にゲットしてくれました。すごいぞ!北小っ子!NKさん、本当におめでとうございました。
これからは、「校長室に来てください。」というお知らせは、「とても幸せなお知らせなんだ。」と子どもたちが思ってくれるよう、校長室のイメージをどんどん変えていかなきゃ…と改めて反省しました。