2学期の後半は、マイコプラズマ肺炎やインフルエンザ等の流行により市内他校においては多くの学級閉鎖等を余儀なくされましたが、幸運にも本校には大きな流行は見られず、今日無事に2学期の終業式を終えることができました。
「2学期の最後だし、『はいよろこんで』の♪ギリギリダンス♬でも披露して、子どもたちを喜ばせてやろうかな!」と、ついこの間まで張り切っていたのですが、ここ2,3日、腰のヘルニアが絶不調で、よちよちペンギン歩きしかできなくなっていて、おまけに喉風邪をひいて、声も出なくなり、歌すら歌えない状態に・・・。何らかのサプライズを期待していたであろう子どもたちには本当に申し訳ないことになってしまいました。「ギリギリダンス」どころか、私(校長)の腰と喉が「ギリギリ」でした。
校長講話では、全校が「全力」と「協力」で創り上げた素晴らしい運動会を振り返り、各学年の「輝き」をもう一度確認しました。今年の運動会の後は、スマイルネットさんの「1時間特番」の影響もあって、本当にいろんなところで、たくさんの方々に、北小の運動会を絶賛していただきました。そのことを子どもたちに伝えたうえで、「今(2学期後半)も、この北小は胸を張って、八日市北小は最高です!すごい学校です!」と言えるかな…と問いかけました。
本校の校歌の3番には、「♪ポプラやなぎに 負けぬよう しっかと大地 ふみしめて~♬」という歌詞があります。「しっかと大地を踏みしめる」つまり、「しっかりと地に足をつける」ということが大切で、地に足をつけているからこそ、「真にかっこいい北小。素晴らしい北小であり続ける」ということを子どもたちに伝えたいと思っていました。「しっかり地に足をつけるということはどういうことか…。」それを考えることを、子どもたちへの、各学年への宿題としました。
私(校長)の話の後は、生徒指導担当のH先生が、冬休みの生活について、重要な部分を確認してくれました。福岡の事件を受けて、また、子どもたちが一年で一番「お金をもっている」時期であることを考えて、①4時30分(日没)までに帰ること②子どもだけでお店にはいかないこと③出かける時は、だれと、どこに、何をしに、いつ帰るかを伝えてから出かけることなどを話してくれました。
終業式の後は、大掃除です。子どもたちの、特に上学年の日頃の掃除の姿には「地に足がついていない」状況が多々ありますが、今日は年末大掃除。みんなそれぞれ一生懸命取り組んでくれました。
大掃除の後は、それぞれの学級で最後のしめくくりです。最後の片づけをしたり、プリント類をかばんにつめたりしてから、今年最後の学活です。3年生の教室では、今日で転出してしまうTさんとの最後のお別れです。この学級は、ここ1~2週間ほど「Tさんとの残り少ない日々」を大事に大事に過ごし、たくさんの思い出を作ってきました。学級の強くて温かな「絆」がとてもよく見えていました。私(校長)もTさんのファイルに、私の似顔絵とメッセージを添えさせてもらいましたが、Tさんに喜んでもらえてよかったです。
しばらく、よちよちペンギン歩きで校舎を回っていると、洗面台や排水溝を丁寧に掃除していてくれる6年生を見つけました。「みんなが嫌がる一番汚いところをそうじしてくれてありがとう。」と声をかけると、「別に、最高学年やし…。」と返事が返ってきました。ここにも「地に足がついている」姿を見つけられてほっとしました。
今日は、朝から本当にたくさんの子どもたちが、私(校長)の「腰」をいたわる優しい言葉をかけてくれました。優しい子どもたちが本当にたくさんいる八日市北小です。
保護者の皆様、地域の皆様には、本校の教育方針や活動について、格別なご理解とご協力をたまわり、本当にありがとうございました。また、このだらだらと長い「校長ブログ」を懲りずに読んでいただき、心より感謝申しあげます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。それでは皆様、よいお年をお迎えください。