「学び合い月間~子どものために一丸となって取り組む学校づくり~」
4年音楽~音楽って楽しいなあ~
八日市北小学校で大切にしてることの1つに「子どものために一丸となって取り組む学校づくり」があります。この1つとして、私たち教員が互いに授業を参観し、自分の指導力アップをめざす取組をしています。
さて、この日は、T先生が音楽の授業を公開してくれました。音楽科「こきりこ節(鑑賞)」の学習です。まず初めに曲に合わせてピアニカの演奏です。初めは、「ドレミ」の階名で歌い、途中からピアニカ演奏をしますが、ポイントはリズムです。四分音符から八分音符になり、リズミカルに演奏します。授業初めのルーティンになっているようで、繰り返される曲に合わせて、子どもたちは何度も練習しています。その合間にT先生は、子どもたちの指使いを確認したり、姿勢を声掛けしたりと細かな指導をされていますので、少しずつ子どもたちは演奏ができてきます。そうすると次は、歌詞で歌います。歌詞で歌いながら、途中からはピアニカ演奏です。T先生の授業はテンポがよく、飽きることなく次の練習や学習になりますが、短時間で充分な練習ができていて、さすがです。
さあ、いよいよ今日のメインの鑑賞です。「こきりこ節」の鑑賞ですが、ただ聞くだけではありませんでした。恥ずかしながら・・きっと私なら何度も「こきりこ節」を聞き、その感想を書き発表し合う授業をしていたと思います。でもT先生は違います。
鑑賞教材をいろいろな方法で何度も子どもたちに聞かせておられました。子どもたちは飽きることなく、楽しそうに「こきりこ節」の秘密を見つけるように聞いているんです。
まずは、子どもたちは音だけを聞きます。音程が上下したり長く伸ばしたりしている「こきりこ節」を聞きます。電子黒板には、歌詞が書いているので、上下や伸ばす音を意識しながら聞きました。
次は、動画を見ます。「こきりこ節」が出てくるお祭りの動画を見ました。「こきりこ」の楽器に注目させながら見ます。このように次々と他の楽器にも注目させながら見るので飽きもせずに何回も聞くことができます。T先生は、その間に楽器の名前や「こきりこ節」の説明もされています。1つの鑑賞教材を何度も秘密を見つけるように聞かせておられるT先生の授業の流れと声のかけ方に勉強させていただきました。音楽会の時も思いましたが、T先生の音楽の授業は、子どもたちが音楽って楽しいなあと感じていることが伝わってくるんです。この日もT先生から学ばせていただきました。

