「食育~4年生 よりよく成長するための食事とは~」
この日は、栄養教諭のI先生と担任の先生で4年生に食育の授業をしてくださいました。教室に入ると黒板には、「10」と「17」という数字が書いています。これは何の数字かと子どもたちと一緒に悩んでいると、なんとこの4年間で子どもたちが成長した数字でした。この4年間で増えた体重が「10㎏」、のびた身長が「17cm」程度なんだそうです。こんなに成長したのかとびっくりしていました。でも今日は食育の授業です。さすがI先生です。「成長するためには、どんな食べ物をとるとよいのかなあ」と食事と関連付けた質問をしてくださいました。子どもたちはよく知っていて、「お肉や野菜をとるといい」「お魚がいい」「カルちゃん、せんいちゃんをとる」などの言葉も出てきて、今までの食育の積み重ねも感じました。I先生からは、「特に大切な栄養素」として「たんぱくしつ、カルシウム、ビタミン」を教えていただきました。しかし、今日の学習は栄養素を覚えることではありません。どのような食事がよいのかを考える学習ですので、子どもたちはいろいろな食品を組み合わせて献立を考えました。「お肉と魚はいらん」「お野菜はいるで」「給食はこれとこれがあるよ」「これは多すぎる」など、教えていただいた「たんぱくしつ、カルシウム、ビタミン」がバランスよくとれるように献立を考えました。班で考えた献立は、バランスよく上手に考えていて感心していたのですが、いくつかの献立には「カルシウム」が足りないことをI先生から教えていただき、びっくりしました。子どもたちは「やっぱり給食ってバランスがいいなぁ」と給食の献立を栄養の面からも考える機会になりました。
学習の最後にI先生は「みんなこれから夏休みだね。家で食事をとるときに、今日の学習のように、お昼ご飯におにぎりを食べている時、家(冷蔵庫)に食べてもよいチーズや牛乳、ハム、プチトマトなどがあれば、おにぎりとこれらを食べると自分でも3つの栄養素がとれてバランスがよい食事になるね。今日のように「バランスがよい食事」について考えることが大切だよ。」とまとめてくださいました。夏休み前に食事について意識できるよい学習になりました。I先生、ありがとうございました。

