「学んだことを生かす力~算数と国語の学習~」
この日は、6年生代表児童が算数専科のF先生と一緒に校長室に来て、算数で学んだことを報告してくれました。これは、私が「もっと6年生のことを知りたい」と言ったことを先生が上手に算数につなげてくださった学習で、今日はそのまとめでした。
私は、算数の報告なので、「〇〇を調べて〇〇ということがわかりました。」とわかったことを順番に報告してくれるものだと思っていましたが、さすが6年生でした。今日の報告は算数と国語の学習でした。算数で学んだことを相手にわかりやすく説明する国語の学習でもありました。
まず今日の報告についての説明から始まりました。
「校長先生、こんにちは。今日は僕たちが『データの活用』の学習で6年生にアンケートなどをして集めた様々なデータを表やグラフにしました。今日はそのデータをまとめてわかったことを報告します。」
確かになぜ校長室に来てくれたのか、何の学習の報告なのかを説明しないとわかりません。このように初めに挨拶や説明をすることは大切なんだと改めて感じました。
そして、学習でまとめた中からこの日は「メディア時間」について報告してくれました。子どもたちの姿を見ていて学習の積み重ねを感じました。以前に参観した授業でも感じましたが、子どもたちは集めたデータから試行錯誤しながら何がわかるのかを考え、自分自身とも比べて考えられていました。
「私は1日のメディア時間を調べました。中央値でみると〇組の方が全国よりも〇分長いことがわかりました。私自身も減らさないといけないと感じました。」
「私も1日のメディア時間を調べました。〇組のメディア時間の平均値では〇分で全国と変わらないことがわかりましたが、最頻値では〇分、中央値では〇分で、全国よりも短いことがわかりました。私自身のメディア時間は〇分で全体より短いことがわかりました。」
報告を聞きながら、代表値によって見方が変わることを子どもたちからも教えてもらいました。私自身は今までアンケートなどでデータを集めても平均値程度しか活用していなかったので、私も上手にデータを活用したいと思いました。
それに比べて子どもたちは、算数で学習した最頻値や中央値、平均値等の代表値の意味や集めたデータを生活と結び付けて考え、堂々とした態度でわかりやすく説明してくれました。
この日は、本校が目指す「学びを生かす」ことにつながっている姿をみて、1学期の子どもたちの頑張りを感じました。来週から夏休みです。みんなが報告してくれたように自分自身のメディア時間を振り返りながら規則正しく過ごしてほしいです。
6年生のみんな、勉強をよく頑張りました。そして、6年生のことを教えてくれてありがとう。F先生、算数と国語の学習をあわせてしてくださりありがとうございました。
