「やっぱり“生”の歌声は素敵です~泣いた赤おに~」
運動会や普段の勉強をがんばっているみんなにプレゼントです。「芸術鑑賞」をしました。体育館で「びわ湖ホール声楽アンサンブル」による子供向けオペラ「泣いた赤おに」を全校で鑑賞しました。
「びわ湖ホール声楽アンサンブル」は、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール専属のオペラ歌手集団です。びわ湖ホールで行われているオペラや演奏会だけではなく、滋賀県内の小学生を対象としたオーケストラのコンサート「音楽会へ出かけよう!(ホールの子)」や学校に来てくださる「学校巡回公演」など音楽の楽しさを知ってもらう活動も積極的にされています。オペラの演奏は、ピアノや打楽器の少人数の編成です。あらすじにあわせた効果音や演奏は、少人数の編成とは感じない迫力がありました。
本校の子どもたちは「音楽」やダンス(体を動かすこと)が好きで、今でも運動会のダンスをリズミカルに踊っている姿を見ますし、音楽の授業の歌声もとても元気です。この日は、絵本で知っている子どもたちも多い「泣いた赤おに」でしたので、物語に入り込みながら鑑賞しました。赤おに、青おに、木こり、ナレーターの皆さんの歌唱は大変すばらしく、コミカルな場面もあれば悲しい場面もあり、子どもたちは笑ったり、真剣に見入ったりと夢中です。途中には一緒に歌を歌う場面もあって、体育館中に響く大きく元気な声で歌っていました。物語の最後には、村を去った青おにが登場する場面もあって、終わった時には、みんながやさしさとあたたかさを感じる公演でした。
オペラは歌声に気持ちが入っていて、心や体に響くというか、すーっと入ってくるというか…音楽を体で感じました。すぐ近くでその「生音(なまおと)」を聴かせてもらうと、音の広がりや温かみ、歌にのせた気持ち、演奏者の息づかいまでをもダイレクトに感じられるのが、なんとも言えない「感動」なのかもしれません。
きっと、全校のみんなも同じだったのでしょう。下学年の子どもたちだけではなく、中学年や高学年の子どもたちも、演奏にあわせて歌い体を動かせていて、体育館が子どもたちの明るく元気な歌声で一体となって、この北小でしか生まれない素敵な公演になりました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ…終わりには、退場される皆さんに我慢できなくなって惜しみない拍手とバイバイと大きく手を振る子どもたちでした。
素敵なオペラで楽しませてくださった皆さんに、6年生の二人からお礼の言葉と花束が贈られました。今日の芸術鑑賞は、運動会を頑張った北小の子どもたちへ素敵なプレゼントになりました。



