今日は朝から冷たい風が吹く寒い日になりましたが、子どもたちは元気!元気!やっぱり「子どもは風の子」は本当だと思うこの頃です。お昼休みにはたくさんの子どもたちが、外で元気に遊んでいました。
昇降口前では、縄跳びで遊ぶ子がたくさん。自分の技を磨こうと、友だちと一緒に頑張る姿は立派です。また5年生の子どもたちが男女混じって大縄跳びで遊んでいる姿は、なんだかとてもいい雰囲気です。温かな学級集団に育ってきていることを嬉しく思いました。
いつもなら水曜日は、そうじなしのロング昼休みなのですが、今日は参観もあるということで、普通の昼休みになりました。やがて昼休み終了の合図(メロディ)が鳴って、その2分後に掃除が始まります。掃除の時間は、必要最低限の10分間しかとってないので、子どもたちには、さっさと掃除に取りかかって10分間は集中して掃除をやり切ることを指導しています。昼休みから掃除へ、さっと気持ちを切り替えて動ける子たちが増えてきたように思いますが、まだまだの子もたくさんいます。
今日は、職員室前の廊下を真剣に掃除(雑巾がけ)する6年生の姿がありました。6年生がこんな姿だと、学校全体の掃除の風景がしまります。やはり6年生は「学校の顔」です。良くも悪くも、6年生の姿は、全校に大きな影響を与え、学校全体の雰囲気をつくっていくことになります。掃除の時間は先生たちも一生懸命掃除をしますが、先生と子どもたちが、黙々と掃除をしている風景は、やっぱり気持ちがいいですし、「みんなが楽しい!」のひとつだと感じます。
掃除が終わって、読書タイム、そしていよいよ学習参観の時間を迎えました。参観のたびに「やっぱりおうちの方の力はすごいな」と痛切に感じます。いつも以上に子どもたちは張り切って発表しようと頑張ったり、普段ふざけてばかりいる子が「借りてきた猫」になったりします。子どもたちは、だれよりもお父さんやお母さんに認めてほしくて、かっこわるい自分は見せたくなくて懸命に頑張ります。その気持ちが強すぎて、変に緊張したり、「頭が真っ白状態」になったりして十分に力を発揮できなかった子どもたちも多くいます。頑張って練習してきた1年生の発表はみんなうまくいったでしょうか…。きっと「ぜんぜんだめだった…。」と落ち込んでいる子もいるでしょうが、どの子にも「よくがんばれたね。」と声をかけてあげてほしいと思います。
2年生の参観授業「明日へジャンプ~わたしが生まれた時~」は、私(校長)にとっても思い入れのある学習です。2年生の子どもたちは、冬休みの間に家族にインタビューをしています。「自分が生まれた時の様子や家族の気持ち、そして自分の名前の由来等」を聞き取っているのです。それをもとに自分で文章を書いて、今日学級の仲間やお家の方に発表しました。感心するのは、どの子も文章がしっかり分かりやすく書かれていること、そして、しっかりとした声で発表できていること、そして何よりも、自分は家族に祝福されて生まれてきたことや、自分の名前に込められた家族の思いをしみじみと感じ、今自分をとても大切に思えていることです。冬休みから1か月以上かけて創り上げた「自分史第1章」の発表…本当に素晴らしかったです。
余談ですが、私(校長)の長女が2年生だった時、同じような参観授業があって…、その時の娘の発表は今でもはっきりと覚えています。それを思い出すと、今でも涙腺が緩みます。ということで、今日の2年生の授業も、長居をすると胸にぐっと来てしまいそうなので、もっと聞きたい気持ちをこらえて、教室を後にしました。