今日から運動会の練習が始まりました。お天気は申し分ないのですが、問題は「暑さ」…熱中症指数が31℃を越えたら、どれだけ子どもたちにせがまれても「屋外活動禁止」になります。
朝、校門で子どもたちを迎えている時間でも、「太陽の力」は半端ではありません。ジリジリ肌が焼けそうな感じです。そんな中、子どもたちは学校まで歩いてきてくれます。「暑い中、よう来てくれたね。ほんとお疲れさん。」と思いながら、「おはようございます!」と声をかけます。子どもたちは、学校に登校するだけで、かなりお疲れの様子で、あまり元気な挨拶は返ってきませんが、あまり気になりません。それより、「汗だくで赤い顔をしてる子はいないかな…。」と心配のほうが先に立つので、無事に登校してきてくれるだけで、ほっとしています。
朝から早速、高学年が徒走(短距離走)の練習を始めました。
6年生からコースを使った練習です。久しぶりに、みんな揃って「よーいドン!」…なんとなくワクワク感がみなぎっています。走るのが得意な子は「よーしやるぞ!」、苦手な子は「また、いやな季節がやってきた…。」心中は様々でしょうが、「全力を尽くす」「全力を応援する」子どもたちであってほしいです。
5年生は、体育館横の陰で、スタート練習です。高学年になると、「徒走」のイメージも「かけっこ」から「短距離走」みたいに、本格的に変わるのか、走り方(フォーム)を意識しながら、真剣に取り組む表情が印象的でした。教室での学習でもしっかり地に足つけて、真剣に取り組んでいる5年生…運動会での活躍と成長を、私(校長)はかなり期待しています。
しかし、熱中症指数計の値は30℃寸前に…子どもたちの様子を、ひやひやしながら見なければなりません。教頭先生に「3,4時間目は外の練習は無理ですね。」と伝えました。
運動場には、休憩用のテントを4張たてました。昨日の退勤時間間際に、体育主任のT先生が「休憩テントを立てたいので、手伝える先生はお願いします。」と頼んだので、先生たちが総出で立ててくれました。「テント作業は意外に危険なので、けがをしないように軍手をするように。」という私(校長)の言いつけも、みんなちゃんと守ってくれます。この先生たちのチームワークのよさが本校の強みです。
3時間目は低学年の運動会練習。外は暑くて無理ですが、体育館の熱中症指数は26~27℃…大丈夫そうです。低学年は、団体演技(ダンス)の練習から始めました。
オリエンテーションでのT先生とK先生のダンスを見てから、子どもたちは踊りたくて仕方なくなっていました。1回目の練習とは思えないくらい、みんなノリノリで張り切っています。もちろん、この勢いになかなか乗れない子どもたちもいますが、先生たちにサポートしてもらって、これから少しずつ覚えて、自信をつけていってほしいと願っています。
先生や支援員さんもみんな、子どもたちと一緒に踊ります。みんながダンスを覚えて、「苦手さん」にしっかりと寄り添えるよう、一緒に踊ります。
とことん子どもたちと一緒に、とことん子どもたちに寄り添って、本校の先生やスタッフは、苦労と手間を惜しみません。これまた本校の強みです。
子どもたち自身も、先生たちに負けていません。早速昼休みに3年生がリレーの練習に自主的に取り組む姿が見られました。
いつもみんな遊びを楽しんでいる3年生。「みんなでがんばる」素地ができているようです。幸運にも風が出てきて、熱中症指数は30℃未満に…。昼休みは、子どもたちの楽しそうな歓声が響く運動場の風景となりました。
そこに6年生の姿はありません。6年生はリーダーとして、それぞれの役割分担にしたがって、各所で運動会の準備をこつこつと進めていてくれます。
一日一日、子どもたちや先生たちの「一生懸命」が少しずつ少しずつ積みあがっていって、大きな大きな力となり、運動会当日には「感動」という大輪の花を咲かせてくれます。
「為すことによって学ぶ」…運動会は最高の「学びと成長」の場です。