「スクールガード研修会~いつものおっちゃんや、おばちゃんや~」
この日は、スクールガード研修会を行ったところ、いつもお世話になっているスクールガードの方に御参加いただきました。講師としてスクールガードリーダーの藤澤長之氏にお越しいただきスクールガードの活動や効果、服装、携行品、不審者について、危険な場所等について御講義いただきました。
講義の中で、藤澤さんがスクールガードの方とされた会話だそうです。
「私はいつも通学路で立っていますが、今まで不審者に出会ったことがないんです。」
「それはね、皆さんがいてくださるからです。皆さんが立ってくださっているから、不審者が出ないんですよ。皆さん、通学路での見守りだけでなく、散歩中や畑仕事、花の水やり中でも子どもたちに「おはよう」や「おかえり」などの声掛けをしていただいていますよね。このことが子どもたちを守ってくださっているんですよ。」
この話を聞きながら、子どもたちの安心感にもつながっていることも感じました。廊下でスクールガードの方と出会った子どもたちは、「あ、いつものおっちゃんや、おばちゃんもいてはる。」という声が聞こえてきたんです。いつも見守ってくださる方の存在を子どもたちなりに感じていて、安心できる存在になっているんだと思います。子どものうれしそうな表情を見ているとほっこりとしました。
普段からも、子どもたちからは、「おっちゃんが帰りにいはるから大丈夫」「いつもおばちゃんが「おかえり」って言ってくれはるねん」などと話してくれています。子どもたちは多くの方に見守っていただいているんだなあとありがたく感じました。
しかし、藤澤さんも言われていましたが、不審者は0にはなっていません。事件や事故が起こりやすい危険な場所として、木がうっそうとして見通しの悪いところ、人通りや車の通行が少ないところ、高く長い塀、人気のない道、路上駐車の車が多い道、放置された空き家、公衆トイレや店舗のトイレ、地下道などをあげられました。子どもたちには再度伝えるとともに学校でも再チェックしたいと思いました。今後も防犯教室等を行い、自分の身を守る方法を学習することの大切さも感じました。
後半は質疑応答やご意見も聞かせていただきました。
「おはようと言っても何も言わないから、ずっと続けていたら、少しずつぺこっと会釈するようになりました。これからも続けます。」・・・私も同感です。
最後にうれしいお話です。
「この部屋がわからなかったら、案内してくれて、風で閉まりそうになるドアも開けて待ってくれた子どもがいてうれしかったです。」
「いつものおっちゃん、おばちゃん」と子どもたちのつながりを感じました。
スクールガードの皆さん、いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
