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2024/05/14

「探求のスタート!~5年 田植え体験~」

Tweet ThisSend to Facebook | by 校長

絶好のお天気に恵まれ、本日5年生が田植え体験をさせていただきました。圃場を提供いただいた種村暢夫さんをはじめ、「たんぼのこ事業」の担当課である市農業水産課やJA,農業委員会、地域コーディネーターの奥 伊佐雄さんなどなど、たくさんの「たんぼのこ応援団」のお世話になりながら、自分たちの手で早苗を植えることができました。


子どもたちは、靴下をはいた状態で田んぼに入りました。田んぼの泥特有のぬめっとした感触や、足がなかなか抜けず転びそうになるスリルを味わいながら、5年生が一列に並び、張られたロープの目印に従って、苗を3~4本ずつ手で植えていきました。

田んぼに入った瞬間は、「わ~、気持ちわる~!」「ちょっと~、押さんといてよ~!」などと口走っていた子どもたちでしたが、そのうち「意外に、泥の中が暖かいなあ…。」という声も聞こえてきます。これが直接体験の値打ちです。そうです!田んぼの泥の中は柔らかくて暖かいのです。こんな「田んぼベッド」に包まれて早苗はすくすくと育っていきます。


初めての体験ですから、まっすぐにきれいには植えられないのですが、それでもそれなりに一生懸命、最後まで植え切りました。

私(校長)は、「早苗(さなえ)」という言葉がとても好きです。苗床(苗箱)に籾(もみ)を植えて、1015cmほどに生長した苗、いよいよ田んぼに植えるころの苗を「早苗」といいます。まだまだ1本では頼りない感はありますが、これからすくすく伸び伸びと育っていくような期待感というか、内に秘めた逞しさ、生命力を感じます。こんなイメージの「早苗」ですから、私と同世代の女の子には、「早苗」という名前の子が結構多かった気がします。5月のことを「皐月(さつき)」と言いますが、同じように「早苗月(さなえづき)」とも言います。私が好きなのは、「早苗田(さなえだ)」の風景です。苗がまだ小さいので、たんぼの水面の面積が大きく、周りの景色が田んぼに映り込む風景がとても美しいです。

写真の通り、子どもたちの黄帽が田んぼに映り込んだ風景が、あぜ道に咲くたんぽぽの列に見えたりします。夕焼けが映り込んだ早苗田の風景なんか感動するくらいきれいです。

 

さて、子どもたちは田植え体験をさせてもらって、どんなことを感じてくれたでしょう?考えてくれたでしょう?「たった3~4本の苗で、たくさんお米がとれる稲に育つのかなあ。」とか、「この3~4本の苗から、何粒くらいのコメがとれるのかなあ。」とか、「このあと、秋までどんな仕事をしないといけないのかなあ。」とか、とにかくたくさんの疑問を持ってくれていたらうれしいです。「疑問」が学習の始まり、「探求」のスタートです。せっかく学校すぐそばの田んぼを提供していただいているのですから、秋の収穫まで、それぞれの「疑問」を実際の「観察」や「聞き取り」を通して、解き明かしていってほしいと思います。

ひとつ私(校長)から5年生の皆さんに宿題です。

「田植えをさせてもらった田んぼでとれるお米は、ご飯茶碗何杯分になりますか?ただしご飯茶碗1杯はご飯200gとします。」 稲刈りの時には、その答えを聞かせてくださいね。これには算数の力も必要になりそうですね。

 今日も地域の方々のサポートのおかげで貴重な体験をさせていただくことができました。心より感謝いたします。この体験が単なる「イベント」ではなく、「探求学習のスタート」になるように願っています。


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