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2025/01/16

「版画を楽しむ」

Tweet ThisSend to Facebook | by 校長

朝、子どもたちの登校を迎えようと昇降口に行くと、久しぶりに「ありがとうメッセージ」がたくさん貼られているのに気がつきました。「ありがとうメッセージ」は普段の何気ない「ありがとう」の気持ちをカードに書いて伝えようという継続的な取組なのですが、最近は子どもたちの中で少しマンネリ化してきたのか、あまりメッセージは貼られなくなっていました。

久々にたくさん並んだ「ありがとうメッセージ」。内容は「遊んでくれてありがとう。」「優しくしてくれてありがとう。」というものが多いのですが、ちょっとしたことでも「ありがとう」と伝えようという気持ちがとても尊いと思います。

最近、「あたりまえ」という言葉はとても難しいなとつくづく思うようになりました。「あたりまえのことを、あたりまえにできることはとても素晴らしい」と言いますが、これが本当に難しい。「あたりまえ」の代表といえば、「3つのあ」です。「あいさつ・あんぜん・あとしまつ」…人としてのあたりまえですが、「あいさつ」も「あんぜん=例えば、廊下は走らない」も、そして「あとしまつ=例えば、そうじ」も、なかなか定着させるのは根気のいることです。「あたりまえ」は、なかなか「あたりまえ」にはなりません。

また、この「あたりまえ」という言葉は、いろんな「こわさ」も含んでいます。つまり、子どもたちの中で「あたりまえ」になることが、子どもたちを鈍感にさせたり、悪い方向へ流したりすることが往々にしてあるからです。例えば、トイレのスリッパが、いつもぐちゃぐちゃになっていて、散らかっている状態が「あたりまえ」になると、だれも整頓しようとは思わなくなります。「ランリュックにつけていいキーホルダーは1つだけ」というのが本校のルールですが、そのルールを守らない子が増えて、ジャラジャラのランリュックの風景が「あたりまえ」になると、ルールを守るという意識はどんどん弱くなっていきます。いわゆる「割れ窓効果」というやつです。ものごとを「あたりまえ」にするということはとても大変なことなのに、「あたりまえ」になることによって、いとも簡単に崩れていくこともある。「あたりまえ」はとっても難しいです。

 

さて、今日の教室の風景ですが、今日はたくさんの学年で図工の「版画」に取り組んでいました。「版画」をつくるという学習は、「版板をつくる」と「版に写す(刷る)」という2つの仕事(活動)があります。版画の種類もたくさんあって、下学年では、「紙版画」…紙等を切り貼りして、その凹凸で版を写す、「スチレン版画」…柔らかいスチレンボードに、尖ったもの等で凹みをつけて写す、「板紙凸版」…分厚いボール紙の表面を削り取ったり、はがしたりしながら凹凸をつける…が主なものです。

上学年では、「木版画…べニア板を彫刻刀で彫る」が中心になりますが、普通の「白黒版画」だけでなく、「一版多色刷版画」というカラー版画もあります。

 

 

 

1年生は「鬼の版画」に取り組んでいました。鬼の顔のパーツ(目、鼻、耳、角など)ごとに画用紙を切り出し、貼っていきます。最終的には鬼の体も切り出して、版板に貼って、「紙版画」に仕上げていくようです。2年生も同じく「紙版画」に取り組んでいますが、テーマは「〇〇をしている自分」のようです。自分の体をパーツごと(頭、胴、肩、腕、掌、指…)に切り出して、それをつなげていくことで「リアルな人体(からだ)」に仕上げていくようです。

 


3年生は「スチレン版画」で「お城」を表現していくようです。自分が描いた「お城」の下絵をスチレンボードに重ねて、プラスチックのペンのようなもので強くなぞり、スチレンボードに線(溝)を彫っていきます。4年生は「白黒の木版画」で「モチモチの木(斎藤隆介 作・滝平次郎 絵)」の世界を表現するようです。こちらは版をつくるまでがなかなか手間がいります。「下絵を描く」→「下絵をトレーシングペーパー(写し紙)に写す」→「トレーシングペーパーを裏返して、反転させた絵を、カーボン紙を使って版板に写す」という段取りを踏みます。しかし、本当に大変なのは、版板を彫る作業でしょう。4年生は初めて彫刻刀を使います。丸刀や三角刀、平刀など、それぞれの特徴を生かした彫ができるよう、丁寧に、かつ安全に頑張ってほしいなと思います。

出来上がった作品はまた、校長ブログで紹介したいと思います。校内版画展も楽しみにしていてください。


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