6月7日(金)に開催する音楽集会「ミュージックフェスティバル」に向けて、今日から本格的に体育館練習が始まりました。この「ミュージックフェスティバル」という行事は、私(校長)がまだ若々しい頃、29歳だった時に、当時の特別活動主任だった私が立ち上げた行事です。第1回の「ミューフェス」は、もちろん学年の発表がメインでしたが、こけら落とし的に、児童会の執行部の子たちが、ちょうどその時設立されたサッカーのJリーグの「オ~レ~ オレオレオレ~♪」の曲に合わせてステージで踊りまくっていたのをよく覚えています。あれから31年がたち、今もなお「ミュージックフェスティバル」という名称で音楽集会が続いていることに、大変個人的ではありますが感慨深いものを感じております。
さて、毎週月曜日の朝にする校内放送…今日はH先生が担当で話してくれました。
「合唱・合奏の良さは全員で『ひとつのもの』を創り上げるということにあると思います。上手な人だけが頑張ってもいい合唱や合奏にはなりません。みんなが、周りの友達と気持ちをひとつにして、声を合わせることが大切です。美しいハーモニーができた時は、ゾクッとするような興奮と感動が生まれます。聴いているほうも心が動きます。そんな心が動くような合唱・合奏になるよう、1時間1時間を大切に練習していきましょう。」…(抜粋)
H先生の話を聴いて、「本当にその通りだな…。」と思いました。「心がざわざわ~…ゾワゾワ~とするような…、なんか心の真ん中から、じわーと熱いものが全身に広がって、体中に鳥肌が立つような…、うまく言えないけど、あの感覚を子どもたちみんなに感じてほしいなあ…。」と改めて思いました。5、6年生のすごい合奏やきれいな歌声に下学年が「すごいなあ。あんなふうにできるようになりたいなあ。」って、感動することはもちろんとても素敵なことですが、H先生の言うように、自分たち自身の合唱や合奏の中に、「わ~なんか、ひとつになってる~。なに、この気持ちよさ~。」みたいな「感動」を味わってほしいと願います。「全力を結集させた気持ちよさ」や「仲間との一体感」という言い方もできますね。
今日はいくつかの学年の練習を少しずつ見せてもらいましたが、「今、全力で頑張っているのは子どもたち?それとも先生の方?」という感じも無きにしもあらずですが、次第にまとまっていく自分たちの歌声や合奏に、「やっぱり全力で頑張って、最高のものにしたい!」と、前向きに熱くなってくれると信じています。
感動できる合唱や合奏をめざして、今子どもたちがみんなで「ひとつ」にするもの…もちろんひとつにするのは「みんなの心(気持ち)」ですが、それはどうやって「ひとつ」に集めていくのか…、やっぱり音楽に大事なのは指揮者です。指揮者に目と耳と気持ちを、一点に集めることが必要不可欠ですね。つまりは、先生たちと子どもたちが「心を通い合わせていく」ということでしょうか。これは本校の得意技だと思っています。2週間後、楽しみにしていてください。