今季最強寒波が南下していて、昨日から大雪を心配していましたが、朝の時点で積雪はほとんどなく、子どもたちの登校にもあまり影響はなかったので安心しました。
それでも横殴りの雪の中、登校班できちんと並んで、安全に登校してくれる子どもたちの様子を見ていると、「班長さんをはじめ、しっかりとやってくれているな。」と感心します。
1~2時間目、いろんな教室をうろうろしていると、やはり子どもたちは外の様子が気になるようで、「もっともっと降って、運動場に雪がいっぱい積もってほしいなあ。」という心の声が聞こえてきそうでした。
学習の方はというと、今日は3年生が「書き初め」をしていました。前にも紹介しましたが、滋賀県の毛筆指導は、「秘密の〇〇ミンショー」で取り上げられるくらい、他府県とは趣を異にしています。「整った文字をきれいに書く」ことより、「筆のよさや面白さを味わいながら、自分の思いをも表れるように書く」ことを目的にしています。(逆に、硬筆は字形を整えて、筆圧にも注意しながら書くということを大切にしています。)
滋賀県特有のぶっとい筆の付け根までに墨をたっぷりと吸わせて、しっかりと筆を立てて一気に書き上げます。「お正月」のめでたい感じや賑やかな感じが出るように、「おもち」や「みかん」の大きさや美味しさを感じるような作品にしたい・・・子どもたちはそんな思いを描きながら作品づくりに励んでいました。
体育館では、4年生が体育で縄跳びに取り組んでいました。冬場の体力づくりにぴったりの縄跳び運動。いろんな運動感覚が養われる全身運動です。一定時間跳び続けられる力といろんな跳び方で跳べる力の両方を高めていきます。
縄跳びが得意な子もそうでない子もいますが、「頑張りカード」を励みに、自分自身の目標をしっかりと掲げて、根気強く取り組んでほしいと思います。
また、学級全体で取り組む「大縄跳び」の取組も始まっています。こちらは体力づくりの面だけでなく、学級としての団結力や、仲間同士の支え合いの力を高めるための取組です。「よその学級との競争」ではなく、「わが学級の記録をどこまで伸ばせるか」という目標を掲げて、しっかりと練習を積み上げていってほしいなと思います。
1階の廊下には「なわとびチャレンジ月間おおなわ」と書かれた掲示コーナーがあり、各学級の目標や記録が書き込めるようになっています。すでにいくつかのクラスが記録を始めています。どの学級も、「目標達成」、「自己ベスト記録更新」をめざしてがんばって取り組んでほしいです。
昼休みには、たくさんの子どもたちが雪の降る中、運動場で元気に雪と戯れていました。中休みには運動場に出てこなかった3年生もたくさん遊んでいます。3年生の子どもたちに「どうして中休みは運動場に行かなかったの?」と聞くと、3年生曰く、「中休みに雪で遊ぶと、その後がつらい。まだ授業がたくさん残ってるし、その間服が濡れているのはかなんから。中休みの時は、『外に出るのは、今じゃないな…』と思って、昼休みを待ってた。」と…。3年生なりに先を見通して、「判断」しているところに、妙に感心してしまいました。
案の定、昼休み終わりの放送が入っても、なかなか校舎に入ってこない子どもたちがちらほら…。気持ちは分かりますが、そこは「切り替えて」もらわないと困りますね。先生たちの「早くもどりなさい!」の声が響きます。
「雪」というのは、大人にとっては「憂鬱」でしかないですが、子どもたちにとっては、昔も今も、子どもの本能を呼び起こす「最強のおもちゃ」なのですね。