何度も登場しますが、本校の学校教育目標は「みんなが楽しい!八日市北小学校」です。このスローガンは子どもたちにも、保護者の皆さんにも浸透してきて、まさにみんなで「共有」できる目標になってきました。
子どもたちが自らの計画・運営で、学校生活に必要な仕事を行ったり、学校生活を豊かにする活動を考えたりするのが「委員会活動」です。月に一度の全校集会では、各委員会からいろんなお知らせがあります。去る6月6日に行われた全校集会でも、かなりたくさんのインフォメーションがありました。
○児童会執行部・・・全校「宝くじ(宝探し)」の開催
○図書委員会・・・「読書スタンプラリー」「読書アンケート」の実施
○ふれあい委員会・・・「ありがとう週間」の開催(とても嬉しかったことをカードに書く)
○ボランティア委員会・・・ボランティアを募って、ゴミ拾いや校舎内の整頓を行う。
○レクレーション委員会・・・北小フェスティバル(有志によるステージ発表会)の開催
○放送委員会・・・クラス代表対抗じゃんけん大会の開催
○保健委員会・・・熱中症予防のポスター作り他
○給食委員会・・・先生給食「食レポ」シリーズ
○環境委員会・・・そうじ用具庫の整頓他
○体育委員会・・・5月に体力テストフェスティバルの実施、全校「ケイドロ」の計画
子どもたちにとって、「楽しいこと」が目白押しです。いろんな「楽しいこと」を実現する過程で、高学年の子どもたちは、「目標(目的)意識」をしっかり持って、実施に必要な「事柄を決める」、「役割を分担する」、「準備をする」などの「段取り能力」を養っていきます。こんな楽しいことが目白押しの学校・・・子どもたちにとっては、わくわくが止まりません。
しかし大切なのは「楽しいこと」だけではありません。学校生活に「必要なこと」をすることはもっと基本的なことです。学校の環境が整っていることや、安全で快適に過ごせる環境づくりは、「みんなが楽しい!」の大前提です。イベント的なことだけでなく、きちんと地に足つけて行う取組こそ大いに賞賛してあげたいです。保健委員会さん、環境委員会さん、ボランティア委員会、本当にありがとうございます。
さて、早速昨日、ボランティア委員会さんが、全校からボランティアを募って、校舎内の整理整頓活動を展開してくれました。
集まったボランティアはそんなに多くはありませんでしたが、それでも1年生の参加者もあり、嬉しい限りでした。今や学校のアイドルと化したボランティアマンと一緒に、2,3階廊下の整理整頓に向かいました。窓側の棚やロッカーを見て回り、乱れている絵の具セットや習字セットを中心に整頓してくれました。とても値打ちのある「楽しい」活動でした。
このような活動は、「子どもたちの主体性重視」や「子どもたちの発想重視」のお題目のもと、「自分たちがしたいようにしなさい。」では、実現しません。やり方や進め方を教え、一緒にするところからしか始まらないのです。山本五十六さんの言葉通り、
「やってみせ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ」です。
子どもたちは、このような小さな「成功体験」を積み重ね、自信と甲斐性を身につけていきます。そして、そこから自分たちの発想や主体性を生かし、どんどん「自分らしく」成長していきます。
これからの委員会活動を楽しみにしています。