運動会の余韻に浸っている間もなく、各学年、次の学習や行事に向けて取り組み始めたところです。6年生は、毎年この時期に、「自分の将来や職業に対する関心を高め、これからの自分の生き方を考える」キャリア教育の一環として、あらゆる分野のプロの方を講師に招き、お話を聞く機会を設けています。その職業の概要ややりがい、苦労、そしてその方の職業に対する思いや生き様について、直接お話を伺うことで、自分の職業観を高め、仕事(職業)に対する憧れや目標をもつことで、これからの自分の生き方を考えるための学習です。何も今、自分が目指す「職業」を決めるということではなく、「仕事というものは、何のためにしているのか」、「その仕事のやりがいや社会における役割は何なのか」、「その職業に就くためには、どんなことが必要なのか」…などなど、いろんな分野の方にお話を伺う中で、自分の中の職業観、つまり「自分がこれから働くということ」を少し具体的にイメージする機会になればと思います。
第1回「夢訪問」のゲストは、東近江警察署八日市駅前交番 河原さんの「警察官として自分」について、自ご自身の人生も振り返りながら丁寧に話していただきました。
「市民(国民)の生命・身体・財産を守るのが、警察官の使命です!」…話の冒頭に、一番大切な「警察官の使命」について、話してくださいました。
テレビなんかを見ていると、警察=刑事、「犯人を捕まえる」みたいな印象が強くなりますが、交通安全やネット被害防止、獣被害対策、認知症患者の捜索等々、「市民を守る」仕事は多岐にわたることがわかりました。
仕事というものは、単に「お金を稼ぐ手段」だけなのではなく、自分自身のやりがい(充実感)や他者や社会への貢献(有用感)を感じてこそ一生懸命働けるということを、子どもたちは感じてくれたと思います。
「夢訪問」では、これからいろんなゲストに来ていただく予定をしています。たくさんのプロの方の話から、子どもたち一人ひとりの中に、「それって素敵…。私もそうなりたい…。」というような、憧れや目標が生まれることを願っています。「夢訪問」については、またブログで報告します。
<追伸>本日午後より私(校長)は徳島に出張に出なければならないので、ブログの再開は来週28日(月)になります。