いよいよ明日に迫ったミュージックフェスティバル。今日は、どの学年も最後のリハーサルです。練習をし始めた頃は、どうなることかと心配もしましたが、練習を積み重ねるうちに、音も気持ちも一つに揃ってきて、どの学年も素敵な歌声や演奏に仕上がってきました。
とにかくかわいい1年生。でもかわいいだけではありません。とても一生懸命な姿が愛おしくなります。学校生活にも慣れてきて、今幼稚園や保育園で身につけてきた力も十分に発揮しながら元気いっぱいの発表です。
元気で楽しい2年生。歌ったり、鍵盤ハーモニカを吹いたり、テンポの速い切り替えもさっとこなせる力がついてきました。
メリハリのついてきた3年生。元気な歌声や楽しい合奏だけでなく、一つひとつの動きや姿勢も去年までとは違います。きりっとした表情がとてもかっこいいです。
パワーあふれる4年生。でも元気さだけではありません。弾むような歌声やリコーダーの丁寧できれいな響き…音楽のレベルがうんと上がりました。
高学年になり、プライドも出てきた5年生。合奏「アフリカンシンフォニー」はトリハダものです。迫力とキレの良さに圧倒されます。
そして、今年が最後のミューフェスになる6年生。一番うまくて当たり前、みんなを感動させる合唱や合奏をして当たり前…大きな期待をかけられるプレッシャーは半端ではありません。「自分たちは、北小のみんなの憧れであるべき!」という強い決意のもと、最高学年としての誇りとプライドをかけて、緊張の中全力を尽くします。
6校時、最後の練習を終えた6年生を前に、担任のF先生が語りかけます。
「春休みから、最後のミューフェスで何を歌い、何を合奏するのか、ずっと考えていました。最後だから、『みんなが楽しい!』が実現できるように、全校が知っている曲でめいっぱい楽しみたいと思って曲を選びました。…(中略)…『ふるさと』の曲は本当に心にしみる歌詞で大好きです。『…ここはふるさと~♪』、そうだよ、みんな。ここがふるさとなんだよ。この北小がみんなにとってのふるさとなんだよ…。」
F先生は今にも泣きだしそうです。子どもたちは、そんなF先生の話をだまってじっと聴いています。先生と子どもたちの心はしっかりとつながっています。強く強くつながっています。
こんな心のつながりが、明日の6年生の発表にしっかりと表れます。
私(校長)が28歳の時に始めたミュージックフェスティバル…。私にとっても人生最後のミュージックフェスティバルになります。全身で楽しみたいと思います。