いよいよ学年末を迎え、どの教室も学習の総まとめや、一年間の作品の整理、最後の思い出づくりなどなど…せわしなくバタバタと動いている感じがします。そんな中、2年生では「命の大切さ」を学ぶ「命の学習」に取り組んでいました。
すでに2年生は冬休みから「生まれた時の自分や家族の様子」についての聞き取りなどを通して、「祝福されて生まれてきた大切な自分の命」を感じ取っているところですが、今回は今一度、生まれてくるまでの「お腹の中の赤ちゃんの様子」を振り返りながら、自分の「命」について考え直しました。
一方、隣の教室では、道徳の学習「生きているから」を通して、「今生きていることの喜び」を感じていました。
生きているからこそ楽しいことや幸せな時間がある。時に辛いことや苦しいことがあるのも、「生きているからこそ」ということを感じ直していました。担任のF先生は、東日本大震災のことを取り上げ、「街が津波に飲み込まれて、2万人以上の方が亡くなったんだよ。ある日突然、自分の大切な人が一瞬にしていなくなっちゃったんだよ。みんなの大切な人が、ある日突然いなくなったら、みんなはどう?」と問いかけます。「そんなん、絶対いやや!めっちゃ泣いてしまう…。」と子どもたち…。


冬休みから続けてきた「命の学習」で、子どもたちの中にしっかりと「命の大切さ」「命の素晴らしさ」を想う心が育まれ、その心で東日本大震災のことを振り返るからこそ、災害に遭われた方々への思いが募り、同時に今「生きている自分」を幸せに感じるのだと思いました。学習のおわりに、みんなで「手のひらに太陽を」の歌を歌っていました。子どもたちは、しっかりと自分の今ある「命」を感じながらしみじみと、そして力強く歌っていました。この後の体育の時間にも、何人かの子が、太陽に手をかざし、「ぼくの血潮」をじっと見つめていたそうです。
話は変わりますが、今日は幼稚園の卒園式(修了式)があり、私(校長)はT幼稚園、教頭先生はY幼稚園の式に参列しました。T幼稚園の卒園式は、少人数ながら、とても温かい雰囲気で、一人ひとりがしっかりと自分を表現できる素敵な式になりました。そして私(校長)は、ここでも「命のすばらしさ」に触れることができました。卒園児が式の最後に歌ってくれた「ありがとう こころをこめて」という歌が素敵すぎたのです。

♪いつの間にか 僕たちは 一人で歩いていたよ 6年前に この世に生まれた 小さなこの命
晴れた日にも 雪の日にも 元気なときも 病気のときも変わらない優しい眼差しが 僕たちを包んでくれた
気がつけば 春の風が あんなに歌っているよ ありがとう 心をこめて ありがとう そしてさよなら
どこまでも 遥かな道を 歩いていける勇気と 悲しみを分かちあえる 温かいこの心
ケンカをして 仲直りして 泣いて笑って 励ましあって みんなと一緒に わたしたちは 大きく大きくなれたよ
気がつけば 春の風が あんなに歌っているよ ありがとう 心をこめて ありがとう そしてさよなら
晴れた日にも 雪の日にも 元気なときも 病気のときも 変わらない優しい眼差しが 僕たちを包んでくれた
気がつけば 春の風が あんなに歌っているよ ありがとう 心をこめて ありがとう そしてさよなら♪
まっすぐなまなざしでお家の方を見ながら、一生懸命歌う卒園児たちの姿に、すっかり涙腺が緩んでしまいました。6歳の子どもたちが一生懸命「6歳の命」を歌い上げました。
これは余談ですが、卒園式が終わった後、来賓控室で来賓の皆さんと歓談していると、そこに3,4歳児の子どもたちが、大きな花のプレゼントを抱えて、「校長先生、ありがとうございました!」と言いながらやってきたのです。このサプライズプレゼントにびっくりするやら、感動するやら・・・。本当に素敵で可愛らしいT幼稚園の子どもたちでした。素敵すぎます。
