昇降口にそびえる6本の百合の木 (ゆりのき)
■別名
「半纏木(はんてんぼく)」 葉が半纏(はんてん)のような形なので。
「チューリップの木」 花の形から。
「奴凧(やっこだこ)の木」 葉の形から。
「軍配(ぐんばい)の木」 葉の形から。
■木蓮(もくれん)科。
■学名 Liriodendron tulipifera
Liriodendron(リリオデンドロン)は、ギリシャ語の「leirion(ユリ)+dendron(樹木)」が語源。
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■背丈は15m以上になる。初夏5月頃、おわんのような大きな黄色の花が咲く。花は高い枝の上の
茂った葉の間に咲くので気づきにくい。花からは多量の蜜(みつ)がとれる。
■北アメリカ原産。昔インディアンはこの木を切り倒してカヌーを作ったらしい。
■1890年(明治23年)、後の大正天皇が皇太子の頃に小石川植物園を訪ね、そこにある 日本最古
のユリノキ種の木を見た際に、その木を「ユリノキ」と命名したとされる。


