朝いつものように出勤していると、3・4年生の先生がいつもより少し早く出勤し、運動場に出かけていきます。1時間目に団体競技の練習をするのですが、少しでもスムーズに子どもたちの活動が始められるようにと準備されています。同じように、2組の担任のT先生は、放送の準備をしてくださっています。足を怪我されて、まだまだ完治には至っておらず、普段は松葉づえをついて生活されているのですが、体育館倉庫から放送器具を出し、1時間目の先生が困らないよう準備をしてくださっています。出勤時刻1時間前にもかかわらず、みんなが気持ちよく練習をスタートできるようにとしてくださっている姿にただただ頭が下がる思いです。

さて、今年の3・4年生の団体競技は「台風の目」です。競技についてはよくご存じの方も多いと思いますが、3人が長い棒を持ち、コーンを何回か回りながら次のグループに棒を引き継いでいきます。棒を持つ子どもたちの位置によっても力の入れどころが変わってきます。内側は、コンパスの中心のような役割で、中心になる子が踏ん張ってチーム全員がコーンをぐるっと回れるようするのが役割です。外側の子は当然走る速さが要求されます。そしてバトンタッチする前には、全員の足元にコーンを通し、帰りは頭の上を通します。ボーっとしていて、棒が脛に当たったり、頭にあたったりしたら大変です。この競技もチームの結束と集中力が大切です。


ところで、子どもたちの様子でちょっと気になることがあります。「勝ったチームは素直に喜ぶ」ことは当たり前だと思うのですが、それを「煽られた」と受け取る子がいることです。当然、勝ったことを過度に自慢したり、負けた相手を見下したりするような行為はあってはなりません。しかし勝ったら喜ぶことはごく自然なことです。
運動会でもそうですが、最近は勝ち負けや順位をつけないことが多くなってきました。もちろん一番大切なことはそこに至るまでの過程であって、結果は二の次です。しかし、運動会では、勝っても負けても全力で競技した結果として順位はつきます。素直に勝って喜ぶ、負けて悔しがる、、、いたって普通のことなのですが、「煽られた」ととらえてしまうことが残念に思えます。
運動会は子どもたちに「勝敗の結果に対する正しい態度」も学ばせてくれる貴重な機会ともとらえています。負けて悔しい気持ちがあるのは当選ですが、「負け」(思い通りにならないこと)をきちんと受け止め、勝っても負けてもがんばった仲間をお互いにたたえ合える子に育ってほしいなと思います。
全力で行うこと、お互いの頑張りを認め合えること、そんな運動会になればと思っています。