この南小ができたのは、大正2年(1913)のことです。
それ以来、この南小を見守っている運動場にある「くすのき」。
この「くすのき」には、次のようないわれがあります。
この南小が建てられた時に、あそこに池があったそうです。
当時の教頭先生が池の周りに3本の「くすのき」を植えられたのですが、
あまりにも近くに寄せて植えられたので、3本の木がくっついてしまって、
今の「くすのき」になったそうです。
ですから、運動場にあるあの「くすのき」は、3本の「くすのき」の合体木
なのです。
本当に3本の木がくっついたのか、それとも1本の木が、根元で3本に
分かれてくっついたのかは、その時代に戻ってみなければわかりませ
ん。
でも、1本よりも3本の方が力も強いし、1人よりも3人やみんなで力を
合わせて頑張った方が、よりよい南小になることを「くすのき」は、教え
てくれています。