朝、校門に立っていますと、
「なぜ、校長先生はハゲ頭なの」
「聖中の校長先生もハゲ頭だって」
「ハゲてもいるけど、ハゲじゃないよ」
「剃髪(ていはつ)と言って髪の毛を剃っているの」
「二人ともお坊さんだよ。」
「ふぅ~ん。」
「それでハゲているのか・・・」
ある小学校のの校長先生の談です。
※私としては、この後、
「だから、ハゲと違うって!」と突っ込んで、完璧なオチなんですが。
・
そうか、校区の小学校だから、小中とお子さんがいれば、共通した話題と
なりますね。しかし両校の校長が話題となるって・・・(ハゲのインパクト恐るべし)
・
さて、話題の内容はともかく、学校のことが家庭で語られることはとても良いことです。
子どもたちにとって旬の話題は、今日の学校のことなのです。
一日の大半を生活する学校のこと、ほんの少しの時間でも耳を傾けて、「聞く」こと。
ここから、子ども理解のはじまりです。
・
あえて「はじまりです」と言ったのは、
聞くことによって、今の気持ち、学校の様子、友達関係、いろいろ理解できます。
子どもは子どもなりに、大変なんです。
聞き上手な親は、子どもも素直に話せます。真実が見えてきます。
何より、気持ちが落ち着きます。
聞き下手な親は、子どもが警戒します。これを言ったら怒られるだろうか、友達に、
先生にバレるだろうか・・・なんて。そして、そのうちにそれを利用して弁護したりと。
・
まず、聞くに徹することこそ、こども理解のはじまりです。