環境にやさしいエコスクール

  
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校長室だより

2011/01/27

心をいただく・・・

Tweet ThisSend to Facebook | by 管理者
今週は学校給食週間にちなんで、いろいろな料理が給食の献立として
出されています。
昨日の献立は、「世界味めぐり ブラジル」として、ご飯・牛乳・ポリンニ
ョ(チーズフリッター)、花野菜のモーリョがけ、フェイジョアーダ(豆のス
ープ)、ゼリーセレクト(コーヒーかアセロラ)でした。
ずいぶん日本風に調理されていました。
 
今から13年前の平成10年のことです。
学校給食週間の献立として初めてブラジル料理が出された時のことで
す。学級通信に次のようなことを書いていました。
 
昨日の給食は、世界料理探検の日ということで、ブラジル料理のフェ
ジョンが出ましたが、君たちの口にはあわなかった人が多いようです。
料理は、長い年月をかけて、その地域の気候や風土にあったものがつ
くりだされていったものです。
 
日本料理は、新鮮な材料をもちい、季節感を大切にし、材料の色、味、
風味、舌ざわり、歯ざわりなどを生かして調理することにあります。調味
料にはしょうゆ、酢、みそ、清酒など醸造によるものがもちいられ、料理
の味をひきたてています。とくにしょうゆは、日本料理の調味の基本とし
てなくてはならないものです。煮物はもちろんのこと、刺身など生の魚を
もちいた料理が発達したのも、しょうゆがあったからなのです。また、コン
ブや鰹節のだしも野菜など植物性の素材にうまみをあたえ、持ち味を生
かすうえで重要な存在です。素材そのものの味を生かすため、強い香辛
料の使用は比較的少なのが特色です。
ですから、香辛料の強い外国の料理は、君たちの口にあわないかもしれ
ません。
 
昨日の給食も、そのひとつだったのでしょう。でも、次のような気持ちでい
ただいた友だちもいたのです。
 
私は、今日の給食で、どろっとしたのが食べにくかった。
それは、ブラジル料理だったからだと思う。でも、ブラジルのダニエレさん
やスギモトさんは、なつかしい味だったと思う。でも、私たちは、一度も食
べたことがないから、食べにくかった。その考えを反対にしてみると、ダニ
エレさんやスギモトさんは、初めて日本料理を食べたとき、今の私みたい
に思ったのだと思う。
 
みんなは、「まずい」と言っていたけれど、ぼくはべつにまずいと思わなか
った。ぎゃくに、こんな料理は食べたことがなかったので、食べられてよか
った。「まずい」という言葉は、その国の人たちに失礼だと思う。

給食が終わって、ダニエレさんたちに聞いてみました。
「今日の給食おいしかった?」と、
「とても、おいしかった!」とのことでした。
でも、もっとブラジルの方がおいしいし、豆がもう少し小さいとのことでした。

これがブラジル料理のすべてではありません。君たちにとって、気候や風
土の違いによって口にあわないのもあることでしょう。でも、君たちの口に
あうブラジル料理もあるのです。そんなブラジル料理を、一度口にしてほし
いと思います。
 
でも、これからは国際社会です。君たちが外国に行って、その国の料理を
口にすることがあると思います。その国の人たちにとっては、最高の料理
だし、客人をもてなすための特別の料理もあります。しかし、その中には、
君たちの口にあわないものだってあることでしょう。でも、それは、その国
の気候や風土が日本の気候や風土と違っているからなのです。
でも、その国や地域の文化や伝統をふみにじることのないように心がけた
いものです。そして、その地域や人々の心をいただきたいものです。

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