５年生が、総合的な学習の時間の福祉学習の一環で、社会福祉協議会の方においでいただき、シニア体験の授業を行いました。
　社会福祉協議会からは、福祉体験教具をお持ちいただきました。高齢の方や体が不自由な方の「体の重さ」や「関節の曲がりにくさ」「視野の狭さ」「聞こえにくさ」を、教具を装着することで体験することができます。交代で教具をつけ、辞書を引いたり、お箸でおはじきをつかんだり、いろいろなところを歩いてみたりという体験をしました。「お箸ではつかめへんわ」「歩きにくい」「床に座ったら立つのがたいへんや」「よっこいしょ、ていう気持ちがわかるわ」「どこから声かけられてるかわかりにくい」などの声が聞かれました。この体験を起点にして、この後５年生は「誰もが住みやすいまちづくり」について、調べたり話し合ったりする学習を予定しています。子どもたちが福祉と人権の視点を持つための、貴重な体験をさせていただきました。