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東近江市立五個荘小学校
―Gokasho Elementary School―
 
 
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2011/07/15

三つの財(たから)・・・

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三つの財(たから)・・・
  日蓮聖人は、「蔵の財(たから)よりも身の財すぐれたり。身の財より心の財第一
 なり」と言われました。人間には三つの財があるというのです。第一は「蔵の財」。
 これは、財産とかお金のことで、生活していくためにはなくてはならないものです。
 第二は、「身の財」。これは、身体の健康のことです。健康だからこそ十分に働くこと
 もできるものです。そして、第三が「心の財」。心の健康のことです。心が曲がると、
 その行いもふるまいもよこしまなものとなります。
  日蓮聖人は、この三つの財について、「蔵の財」よりも「身の財」がすぐれ、さら
 にその「身の財」よりも「心の財」こそが第一なのである、と言われました。
          
  イソップ物語の中に、「ブドウばたけのたからもの」というお話が
 あります。
  ある農家に、たいへん働き者のお父さんがいて、よく働くので田
 や畑はもちろん、広いぶどう畑も持っていました。ところが、お父
 さんにはたくさんの息子がいるのですが、どの息子も毎日のらりく
 らりと遊んでいるばかりいるなまけ者で、ちっともまじめに働こうとしませんでした。
 お父さんは歳をとるにつれてそれが心配で、何とか働き者になってもらいたいと考え
 ていました。そして、とうとう重い病気にかかってもうダメだというときに、息子た
 ちを呼び集めて言いました。
 「わしももう長くは生きられないと思うから、お前たちに大事なことを知らせておく。
  それは宝物のことだ。」
 「えっ、宝物ですか」、息子たちは身をのりだして聞きました。
 「そうだ。実は、あのブドウ畑に大事な宝物をかくしてある。わしが死んだらお前た
  ちで、ゆっくり掘り出してごらん」。こう言い残してお父さんはまもなく亡くなり
 ました。
  息子たちは、さっそくブドウ畑を隅から隅まで掘り返していきました。しかし、い
 くら掘っても、いくら探しても宝物は見つかりませんでした。息子たちは、それでも
 あきらめずに、毎日毎日ブドウ畑を堀り返しました。そのためにブドウ畑には草もは
 えず、畑の土はいつもやわらかくなっていました。
  そのうちに秋になり、ブドウ棚には見事なブドウがなり、
 日がたつにつれて、ブドウの房はますます大きく垂れ下が
 ってきました。
  その時、息子たちは、お父さんの言った宝物の意味をは
 じめてさとりました。

    こういうお話です。
    「蔵の財」「身の財」「心の財」、みなさんはこの三つの財をどう考えますか。



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