昨日は、6年生と奈良へ社会科見学に行って来ました。
前日までお天気が悪かったので心配していたのですが、午後からは暑い
くらいの天気となりました。
6年生の子どもたちには、思い出のひとつとなったことと思います。
奈良公園では、ウォークラリーをして東大寺から若草山へ向かいました。
若草山へ行く途中にお水取りで有名な二月堂を通りますが、そこに大きな
杉の木があります。
なぜ、こんなところに杉の木が・・・と思うのですが、良弁(ろうべん)杉と言
われている杉で、それには、こんなお話が残されています。
『むかし、滋賀県の志賀というところに夫婦がいました。
永らく子どもがありませんでしたので観音様にお願いして男の子を授かり
ました。
喜んで育てていましたがある日の事、畑で仕事中、木陰で寝ていた赤子
を鷲がさらっていきました。母親の知らぬ間にスーと降りてきてその子を
わしづかみにつかんで空へ飛びあがりました。
子どものいなくなったのに気づいた母親は飛んでいく鷲の後を追いかけま
したが遠くに去っていくばかり。とうとう鷲は奈良まで飛んできました。
今の二月堂の下の杉の枝にひっかけて食べようとしました。
すると、その子の胸のあたりから後光がさして鷲の目がくらみました。
ついに食べる事はできずに、あきらめて飛び去っていきました。
その下をたまたま義淵(ぎえん)というお坊さんが通り、赤子の泣き声が
するので上をみると、枝に子どもがひっかかっているではありませんか。
すぐに人を呼んでこの子を降ろしてみると、懐に一寸八分の金の観音様
のお守りが入れてありました。
義淵はこの子を良弁と名づけて育てました。
良弁は後に立派なお坊さんになり東大寺の建立に力を尽くしました。
さらわれてから30年間、全国を探し回っていた母親ともその杉の木の下
でめぐり会う事ができました。』
下の写真は、二月堂から見た良弁杉です。
二月堂からの景色はいいですね。奈良市内をみわたせます。
東大寺の大仏殿や興福寺の五重塔がみえると奈良にきていると実感します。